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渡辺真海

提供: 新纂浄土宗大辞典

わたなべしんかい/渡辺真海

明治二〇年(一八八七)八月八日—昭和四五年(一九七〇)六月一日。帰命光院法蓮社性誉如阿自鳴。宗門功労者。東京牛込専念寺住職・渡辺教真の子として生まれ、のち同新宿角筈つのはずにあった西方寺住職・中村俊道について得度、長じて浄土宗第一教校宗教大学に学び、卒業後浄土宗内地留学生として安土浄厳院法隆寺勧学院唯識を専攻。大正六年(一九一七)日野大昌寺に董住、同八年西方寺に転住、二二世となり同寺の杉並移転に尽力。宗門では増上寺執事長、東京教区長等を歴任し、昭和二四年(一九四九)浄土宗宗務長に就任、三期九年間の任期中は、分裂していた浄土宗の合同に力を注いだ。


【執筆者:渡辺真宏】