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新編真宗全書

提供: 新纂浄土宗大辞典

しんぺんしんしゅうぜんしょ/新編真宗全書

新編真宗全書刊行会編。教義編二〇巻、史伝編一〇巻、全三〇巻。思文閣より昭和五〇年(一九七五)から同五二年刊行。大正期刊行の真宗全書のうち、一般真宗学者として必要な文献を選択し、真宗全書未収録または刊行後の出版物を編集したもの。編集代表は大原性実、宮崎円遵で、各巻に両氏による著者伝記と解題を付す。教義編一巻から一九巻には真宗全書に収録された講録のうち一四八点が収められ、二〇巻には大谷光瑞『大無量寿経講話』、足利義山真宗弁疑』、朝日保寧『三願講説』、鈴木法深『真宗学史』、杉紫朗『二河譬の三家観』などが収録された。史伝編一巻から八巻には真宗全書収録の資料が収められ、九巻には新たに一雄『聖教目録聞書』が、一〇巻には『三河念仏相承日記』『高田上人代々聞書』や、山田文昭『三本対照親鸞聖人門弟交名牒』、前田慧雲『真宗学苑談叢』『本願寺学事史』などが収録された。


【参照項目】➡真宗全書


【執筆者:藤田真隆】