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八大人覚

提供: 新纂浄土宗大辞典

はちだいにんがく/八大人覚

八大人念(Ⓟaṭṭha-mahāpurisa-vitakkā)ともいい、悟りを求めようとする偉大な人のこころがける八つの事柄のこと。少欲覚・知足覚・遠離おんり覚・精進覚・正念覚・正定覚・正慧覚・不戯論けろん覚のこと。『中阿含』一八「八念経」などに出る。また、『成実論』五無相応品では、「若し比丘少欲を行ぜば則ち足ることを知り、…」(正蔵三二・二七七上)と、これら八つを連鎖させた次第を説く。


【執筆者:吹田隆道】