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Z1540 念仏無上醍醐編 諦忍 画像

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巻_頁段行 本文
Z15_0163A01: だ多し。意を得て言を亡せよ。上來彌陀と二大士と互爲主伴の義を述畢しぬ。
Z15_0163A02: 導觀經疏に。此彌陀入滅の義を辨して曰。入不入
Z15_0163A03: 者。唯是諸佛境界。尙非三乘淺智所一レ闚フ。豈況小凡
Z15_0163A04: ランヤ也。已上是は一向佛境界に讓れり。密敎は佛
Z15_0163A05: 境界を有のままに示すが故に。上來予が所談の義則
Z15_0163A06: ち善導の讓り給へる趣ならんか。更に是を詳にせよ。
Z15_0163A07: 選擇大綱鈔曰。極樂彌陀成道已來於十劫[なり]。十劫已
Z15_0163A08: 諸佛彌陀驚覺而成佛センヤ耶。答。西方
Z15_0163A09: 菩提土。敎主亦是正覺門[なり]。土名マルト
Z15_0163A10: 。敎主替利益。十劫已前過去諸佛依
Z15_0163A11: 。未來不同。彌陀入滅義不異。彌陀不入滅義學者應知。已上
Z15_0163A12: 今謂く此說未だ理を盡さず。夫密敎の意は大日阿閦
Z15_0163A13: 寳生彌陀釋迦の五佛は本來本有にして改轉あること
Z15_0163A14: なし。譬へば東西南北の五方の。本來本有にして改
Z15_0163A15: 變なきが如し。全く從因至果の佛に非ず。法華の久
Z15_0163A16: 遠實成常在靈山は釋迦の本有不改無始無終の旨を說
Z15_0163A17: り。餘佛も是に例して知べし。彌陀の十劫正覺は釋
Z15_0163B01: 迦の中間今日處處成道のありさまの如し。且く迹中
Z15_0163B02: の施設にして利生の妙用なるのみ。其實は無始無終
Z15_0163B03: の極樂なり。無量刧を經れども西方淨土は改轉なく。
Z15_0163B04: 無量劫を經れども敎主彌陀は改變なし。望西の成菩提土正覺門佛な
Z15_0163B05: どと云へる名目は密敎に據といへども。その密義を會得せざるなり惜ひかな。三世十方一切諸佛。悉
Z15_0163B06: く彌陀に依て正覺を成ずるの實義それ是の如し。唯
Z15_0163B07: 學密の者の暗悉する所なるのみ。西方を證菩提門とする實義は下の指方立相祕
Z15_0163B08: 釋の段に審なり。
Z15_0163B09:    彌陀觀音法華同體祕釋
Z15_0163B10: 妙法蓮華と云は。觀自在王の密號なり。此佛は淨土
Z15_0163B11: にては無量壽と號し。五濁世界にては觀自在と稱す。
Z15_0163B12: 觀音は則ち西方の法菩薩なり。是を妙法と云。蓮華は
Z15_0163B13: 則ち觀音手中に取所なり。故に妙法蓮華は則ち觀音
Z15_0163B14: の三摩地なり。是を以て若[?]の一字を誦すれば。一
Z15_0163B15: 部の法華を誦する功德と異なることなし。此法華經
Z15_0163B16: は法に於ては[?]字なり。三摩耶に於ては八葉蓮花な
Z15_0163B17: り。人に於ては觀音なり。此人と法と蓮とを共に妙

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