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Z1540 念仏無上醍醐編 諦忍 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z15_0164A01: 法蓮華とし。亦は諸佛智慧と名け。亦は佛知見と名
Z15_0164A02: け。又は一乘法と云。觀音は往昔に成佛して[サ]()[タ]()[ラマ](ラマ)
Z15_0164A03: [ビ]()[チヤ](チヤ)と名く。此に譯して正法明と云。[サ]()とは正の義
Z15_0164A04: 妙の義なり。[タ]()[ラマ](ラマ)は法の義なり[ビ]()[チヤ](チヤ)は明の義なり。法
Z15_0164A05: 花經の梵名は[サ]()[タ]()[ラマ](ラマ)[フン](フン)[ダ]()[リ]()[キヤ](キヤ)[ソタ](ソタ)[ヲン](ヲン)なり。[サ]()は妙の義
Z15_0164A06: 正の義。[タ]()[ラマ](ラマ)は法の義。[フン](フン)[ダ]()[リ]()[キ]()[ヤ]()[?]は白蓮花の義
Z15_0164A07: なり。故に觀音成佛の名號と。法華經の題目と全く一
Z15_0164A08: 同なり。是を以て法花經の實體は卽ち觀音なること
Z15_0164A09: を知べし。普門品の中に唯觀音の名號を唱ることを
Z15_0164A10: のみ勸めて。都て法華の理趣を說ず。是則ち觀音の德
Z15_0164A11: 用は全く法華の體なるが故なり。此故に法華經之體
Z15_0164A12: 觀自在也。所以普門品中唯勸觀音。指觀音
Z15_0164A13: 之德卽是法華之理ナルカ故也。已上又觀音の淨土()()(ラク)
Z15_0164A14: (セン)は其形八葉蓮華の如し。是亦法花に符合せり。又
Z15_0164A15: 古德の頌に曰。昔在靈山法華。今在西方彌陀
Z15_0164A16: 娑婆示現觀世音大悲一體利衆生已上夫惟に法華經
Z15_0164A17: には自性淸淨一乘實相の理を說。是を妙法と云。此
Z15_0164B01: 妙法は有佛無佛性相常住にして。蓮花の泥中に在れ
Z15_0164B02: ども泥に染ざるが如し。是を蓮花と云。此蓮花卽ち
Z15_0164B03: 彌陀なり觀音なり。梵語の[サ]()[タ]()[ラマ](ラマ)此には妙法と翻ず。
Z15_0164B04: [サ]()は是觀音の種子。[タ]()[ラマ](ラマ)は是西方の法菩薩則ち觀音
Z15_0164B05: なり。蓮花は觀音の三摩耶形にして亦持物なり。密
Z15_0164B06: 敎の中には觀音を呼て持蓮華者と云へり。此故に彌
Z15_0164B07: 陀觀音法華同體の義。題目の四字に分明に顯はれた
Z15_0164B08: り。又觀經に若念佛者當知人中[フン](フン)[ダ]()[リ]()花と說き。法
Z15_0164B09: 花經の梵名は[サ]()[タ]()[ラマ](ラマ)[フン](フン)[ダ]()[リ]()[キヤ](キヤ)と云。然らば乃ち南無
Z15_0164B10: 阿彌陀佛と南無妙法蓮華經と全く以て一體なる者な
Z15_0164B11: り。念佛法華同一醍醐味なり。又弘法大師の法華開題
Z15_0164B12: には[サ]()[タ]()[ラマ](ラマ)[フン](フン)[ダ]()[リ]()[キヤ](キヤ)[ソタ](ソタ)[ラン](ラン)の九字を以て胎藏八葉九尊
Z15_0164B13: の種子とす。胎藏中臺の大日尊は則ち百光遍照の彌
Z15_0164B14: 陀佛なり。無量壽經に無量壽佛光明最尊第一ニ[シテ]諸佛光
Z15_0164B15: 明所及と說給ふも。其實には百光遍照の大光
Z15_0164B16: 明なるか故なり。百字輪三部四處輪眞言密敎最極祕傳。是又彌陀法華同體
Z15_0164B17: の深義なり。又此外に甚深の義趣あり。法華經の本

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