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Z1510 孝養集 覚鑁 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z15_0044A01: 若をぼつかなき事あらば。能鏡を以て道場の壁にか
Z15_0044A02: けて影を寫して見よ。其故は魔緣は人の目をばまど
Z15_0044A03: はせ共。己が影を見しらず。せめて鏡なくば水をた
Z15_0044A04: ゞへて見よとなり。其も只信不信による也。一子の
Z15_0044A05: 慈悲は平等なりと云ども。攝取の光明は念佛の衆生
Z15_0044A06: を照し。念佛の衆生は多といへ共。先づ信心の者を
Z15_0044A07: 引攝し給ふと云り。
Z15_0044A08:   南無阿彌陀佛  十念
Z15_0044A09: 第十一に往生の業を定むと者。夫れ業を修して報を
Z15_0044A10: 願がたし。かの事にて侍るなり。但し往生の業多し
Z15_0044A11: と云ども。念佛是偏に勝れたりといへり。故に尋常
Z15_0044A12: の念佛の樣を明すべし。或曰。
Z15_0044A13: 上品上生 每日阿彌陀經十卷 念佛六萬遍 禮拜四
Z15_0044A14: 十九度
Z15_0044A15: 上品中生 每日阿彌陀經五卷 念佛五萬遍 禮拜四
Z15_0044A16: 十八度
Z15_0044A17: 上品下生 每日阿彌陀經三卷 念佛三萬遍 禮拜四
Z15_0044B01: 十七度
Z15_0044B02: 中品上生 每日阿彌陀經二卷 念佛二萬遍 禮拜四
Z15_0044B03: 十六度
Z15_0044B04: 中品中生 每日阿彌陀經一卷 念佛一萬遍 禮拜四
Z15_0044B05: 十五度
Z15_0044B06: 中品下生 每日阿彌陀經一卷 念佛九千遍 禮拜四
Z15_0044B07: 十四度
Z15_0044B08: 下品上生 每日阿彌陀經一卷 念佛八千遍 禮拜四
Z15_0044B09: 十三度
Z15_0044B10: 下品中生 每日阿彌陀經一卷 念佛四千遍 禮拜四
Z15_0044B11: 十二度
Z15_0044B12: 下品下生 每日阿彌陀經一卷 念佛二千遍 禮拜四
Z15_0044B13: 十一度
Z15_0044B14: 是は經に付て先德の傳給也と云り。又別時の念佛と
Z15_0044B15: 申は。一日二日乃至七日の念佛なり。是は阿彌陀經の說なり十日
Z15_0044B16: の念佛は鼓音聲經平等覺經にいでたり九十日の念佛は止觀出たり每月十五
Z15_0044B17: 日の夜の念佛も或所に出たり經に曰。昔難提國に那利王と

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