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Z1440 即心念仏摘欺説 敬首 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z14_0234A01: 申の秋。九月下旬。無名子記す。
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Z14_0234B01: 卽心念佛摘欺說卷上
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Z14_0234B03:                無 名 子 著
Z14_0234B04:  總 論
Z14_0234B05: 一談義の中。たゞ本宗の。觀經疏。妙宗鈔。融心解など
Z14_0234B06:  に依て。如法に約心觀佛を。勸められば。尤も殊勝
Z14_0234B07:  の義にて。承りごとならん。然るに。淨土宗を抑へ
Z14_0234B08:  むとて。摧邪輪。夢中問答。谷響集などの。邪見の書
Z14_0234B09:  に。與せられし故。不如法なること。これ多し。況や
Z14_0234B10:  妬忌生。則褒貶勝。褒貶勝。則仇怨作るとあれば。談
Z14_0234B11:  義の趣向。まづは空しからざる樣に。存ずるなり。
Z14_0234B12: 一談義に。淨土を非せらるゝは。大方は。夢中問答の
Z14_0234B13:  趣なり。但し禪を敎にかへたるを異とす。然れば。
Z14_0234B14:  夢中談義と題しても。苦しかるまじくや。
Z14_0234B15: 一この談義。筆頭べた〱として。くどく。其語もま
Z14_0234B16:  た拙し。旁觀。彈々などの。簡便に似ず。蓋し衰老の
Z14_0234B17:  口氣なる故にや。

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