浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z14_0216A01: | ずとも。合點すべければ。再び辨ぜず。其內。談義本 |
Z14_0216A02: | の。初座を難じたるものとのこと。二座已下を見ず。 |
Z14_0216A03: | 初座ばかり。難ぜらるゝは。無理妄難なり。また明文 |
Z14_0216A04: | を出すこと。決してならぬとのこと。或問にも出し |
Z14_0216A05: | 置き。此度。略箴にも出したり。 |
Z14_0216A06: | 彈曰。此段の初に○早く懺悔せられよ。此段は。略 |
Z14_0216A07: | 箴に辨ずるが如し。我書きかへたりとは。曾て云ず |
Z14_0216A08: | 觀の字筆誤なりと心もなき筆に誤りをにじり付らる |
Z14_0216A09: | ゝは毛錐子が身になりては。此れは談義本や。或問 |
Z14_0216A10: | を見ぬ人の。云樣なることなり。兩處に。明かに。書き |
Z14_0216A11: | 付さすと。書き置けり。我書きたるには。非ざるなり。 |
Z14_0216A12: | ちとこばして。勢ひかゝつて。書れたることが。すつ |
Z14_0216A13: | かり。違ふたことなるほどに。はりあひがぬけて。面 |
Z14_0216A14: | 目なかるべし。 次に卽心念佛は○卽心念佛と云べ |
Z14_0216A15: | きや。此段。亦犬の尾なり。世俗が。付た癖は。なを |
Z14_0216A16: | らぬものと云が。彼人にてみれば。成程。左樣なり。 |
Z14_0216A17: | 之を見られざるや否や。見たればこそ。段々難じた |
Z14_0216B01: | れ。次下に云るゝことを。此で。自在坊風の出る |
Z14_0216B02: | は。聞へたり。此れは。此方より。云たることを。受ら |
Z14_0216B03: | るゝゆへなり。意は。とかく。合點せられぬゆへ。前 |
Z14_0216B04: | 方。段々云そこなはれたり。 |
Z14_0216B05: | 彈曰。談義本に四明は○豈聞えぬことならずや。此 |
Z14_0216B06: | 段は。すり違ひたることどもなり。此方の云處を。一 |
Z14_0216B07: | 圓。得合點せられぬゆへなり。此れほどのことが。合 |
Z14_0216B08: | 點のゆかぬと云ことは。あるまじければ。すり違ひた |
Z14_0216B09: | ることなりとも云て。返答したる分にして。利名を失 |
Z14_0216B10: | はぬやうにと。思はるゝゆへなるべし。まづ珍重な |
Z14_0216B11: | り。譯あることなりと。云置きしを。僉議をつめず。 |
Z14_0216B12: | はやき珍重がりなり。 此題號に彼人に○顛倒の妄 |
Z14_0216B13: | 義なり。此れより下。文盲なることどもなり。示二彼 |
Z14_0216B14: | 人一とか。示此二人一とか。あらはとのこと。示人と云言 |
Z14_0216B15: | は。前後の書樣にて。一切にわたることあり。亦一人。 |
Z14_0216B16: | 一人に。かぎることもあるなり。たとへば。謝二人恩愛一 |
Z14_0216B17: | の。謝二人苦勞一のと云。人の字は。一切にわたるに非 |