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Z1420 即心念仏弾妄録略箴 霊空 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z14_0198A01: な。引るゝ處の。道氤法師の語も。但の字。仰信の上に
Z14_0198A02: は。置れぬ文字なり。さて四明の語。但の字。稱の字に
Z14_0198A03: かゝらざる譯は。予が或問の。首書にしをけり。今此
Z14_0198A04: れを出す。但の字。稱の字にかゝらざる。慥かなる
Z14_0198A05: 證據は、復楊大年玉ふ書に。起信論を引て。但當
Z14_0198A06: 極樂世界等とある。是なり。專念とあれば。もは
Z14_0198A07: や。但の字を。念の字にかくるには。及ばぬことなり。
Z14_0198A08: 能く思ふべし。
Z14_0198A09:   止觀に。但專以彌陀とある。但の字は。わけある
Z14_0198A10:   ことなり。
Z14_0198A11: さて今の疏の文に。但當稱彼とある。但の字稱の字に
Z14_0198A12: はかけられぬが。なにとしたる言ぞと。思案せらるべ
Z14_0198A13: し。此義は。初學の爲なれば。先づ上の如く。書付さ
Z14_0198A14: するものなり。此外の義は。因緣あらば。重ねて書付
Z14_0198A15: さすることもあるべし。
Z14_0198A16:   時
Z14_0198A17: 享保十五年庚戌正月廿一日老苾蒭光謙口授し畢ぬ
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Z14_0198B09:       (編者云。本書中二字下者。原本割註)
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Z14_0198B17: 卽心念佛彈妄錄略箴

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