浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z14_0191A01: | せられず。 |
Z14_0191A02: | 一義徧二初後一と云ことはりを云ぬを。とがめらるゝを |
Z14_0191A03: | 難じたる一段返答なし。 |
Z14_0191A04: | 一境觀要門にも。卽心念佛見へたりと云趣を。彼書を |
Z14_0191A05: | 引て示したり。うはさは云れたるが。稱念佛號の會 |
Z14_0191A06: | 通はせられぬなり。墮負。 |
Z14_0191A07: | 一念佛申しの上まで。徧く通ずと云には非ずと。云る |
Z14_0191A08: | ゝを。難じたり。此亦閉口。 |
Z14_0191A09: | 一持名と觀佛とを。一つにして云る。それでは外にあ |
Z14_0191A10: | る筈なりと難ず。得會通せられず。 |
Z14_0191A11: | 一桶の底のぬけぬと云るゝを。解をさすか。證をさす |
Z14_0191A12: | かと。兩樣に詰問したるを。何とも得云れず。觀道 |
Z14_0191A13: | 不案內の人なれば。其筈なり。 |
Z14_0191A14: | 一四明の融心解。往生要集を引て。難じたる一段。い |
Z14_0191A15: | きのねがあがらず。 |
Z14_0191A16: | 一能思所思の相も。忘れずと云るゝを。難じたれど |
Z14_0191A17: | も。返答ならず。 |
Z14_0191B01: | 一胸中に。もやつく。周徧法界と云るゝゆへ。談義本 |
Z14_0191B02: | を引て難じたれども。一言なし。 |
Z14_0191B03: | 一唯心の緣影の言に就て。徧計執亦依二圓成一而起と云 |
Z14_0191B04: | 文を引て。彼人の。合點のゆくことにてはなしと難 |
Z14_0191B05: | じたるに。合點がゆかぬと見へて。何とも得云れ |
Z14_0191B06: | ず。 |
Z14_0191B07: | 一敎より云。理より論ずれば。愚癡の念佛も。無念の |
Z14_0191B08: | 念なりと難ずるを。亦閉口。 |
Z14_0191B09: | 一情智の辨。此方の雜錄を見られぬゆへ。何とも得云 |
Z14_0191B10: | れず。此れは其筈なれども。閉口は同じ。 |
Z14_0191B11: | 一緣影の事は。大ひに學者の爲になることなりと云 |
Z14_0191B12: | ども。得と合點せられぬゆへか。尼入道ばかりを。 |
Z14_0191B13: | 大切にして。學者の爲は。かまはぬ合點か。閉口せ |
Z14_0191B14: | らる。 |
Z14_0191B15: | 一止觀の第三を引て。絕待のことを。指示せり。誠に |
Z14_0191B16: | 大切のことなれども。合點がゆかぬやら亦閉口。 |
Z14_0191B17: | 一阿彌陀經より出たる。理持の念佛と云るゝゆへ。自 |