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Z1400 即心念仏安心決定談義本或問 霊空 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z14_0133A01: 明尊者を。難ぜらるべきことなり。觀想に事理あり。
Z14_0133A02: 持名に事理あることを。能く知り玉ひたる四明尊者
Z14_0133A03: が。願共有情。卽心念佛と。の玉ふは。事理具足の天
Z14_0133A04: 台の宗意に背くと。難ぜらるべきことなり。先師も同
Z14_0133A05: じ心なり。總じて卽心念佛を。拙衲計が勸る樣に。思
Z14_0133A06: るゝは。大なる思違ひなり。先師臨末のことを。行業
Z14_0133A07: 記に載せて云。卽心念佛。一心三觀。是吾住處。汝等
Z14_0133A08: 思於此。旦暮遇我也。我死勿憂焉。其夜在彌陀像
Z14_0133A09: 。合掌念佛。旣畢唱云。中道卽法界。法界卽止觀。止
Z14_0133A10: 觀卽刹那。刹那者何。南無阿彌陀佛。然則念佛外無
Z14_0133A11: 。止觀外無念佛。能所情所取。法界智所照と。又近
Z14_0133A12: 歲每與人言。不賢愚。悉示修惡卽性惡。或疑。不
Z14_0133A13: 逗機。相尙曰。四明尙曰。適時之巧。非我所一レ能。願
Z14_0133A14: 有情。卽心念佛。卽心念佛。其要唯在修惡卽性惡
Z14_0133A15: 也。縱不了解。庶爲毒鼓之緣矣と。記せり。卽心念佛。
Z14_0133A16: 先師一生の自行化他なり。縱不了解。庶爲毒鼓之緣
Z14_0133A17: 矣と云て。餘り合點の行ぬ者にも。修惡全性惡。卽心
Z14_0133B01: 念佛を說き示されたり。若し行業記は。其方が私の見
Z14_0133B02: 立なるべしと云れば。念佛申の作智信女に。自筆を執
Z14_0133B03: て書き示されたる文に。以佛之心。念心之佛
Z14_0133B04: 心之佛。熏佛之心。此謂卽心念佛。所言心
Z14_0133B05: 者。現前一念是也。所言佛者。安養彌陀是也。とあり。
Z14_0133B06: 具佛。卽心とあるは。虎溪の云る由具故卽するなり。
Z14_0133B07: 卽と云は。つくと云こと。離れぬ義なり。然ば十萬億
Z14_0133B08: 土の彌陀の依正。我心を離れずと知て。念佛申を。卽
Z14_0133B09: 心念佛と云と云を。疑はるゝは。先師を疑はるゝな
Z14_0133B10: り。猶又。拙衲官僧たりし時。三觀の智の。相續しがた
Z14_0133B11: きことを憂ひて。問しに。其答略に云。若於力未
Z14_0133B12: 。欲續之智。莫持名念佛。修之四威儀中
Z14_0133B13: 彼常色。乃至常識。與吾有緣而易一レ託故。以信而願。
Z14_0133B14: 願而持念。縱令散心。亦卽智故と。答られたり。此乃
Z14_0133B15: 持名念佛の上にて。一心三觀の智を。相續せよとの。
Z14_0133B16: 示なり。卽心念佛に非ずして何ぞや。右の先師の答
Z14_0133B17: は。自筆記せられたる所にて。人の能く知たることな

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