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Z0390 父子相迎諺註 湛澄 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z08_0322A01: 多劫の間を。一念ほどにおぼゆるとなり。をよそ人く
Z08_0322A02: るしむ時は。夏の夜をながくおぼえ。たのしむ時は。春
Z08_0322A03: の日をもみじかくおぼゆるなり。鏡水鈔ニ引テレ頌ヲ云ク。
Z08_0322A04: 歡娛M(シテ)ハ覺ヘ二夜ヲ短ト一。愁苦ハ恨ム二更ノ長キヿヲ一。苦樂從テレ心ニ
Z08_0322A05: 變ス。長短有ン二何ノ常カ一。○なを子細あり云云。●(三三九)
Z08_0322A06: 禪林ノ云ク。實ニ淨土ノ莊嚴ハ。見𪜈見ノ長今(イヤメヅラカナル)哉(カナ)。●(三四〇)
Z08_0322A07: こ〻になごりおしくてやすらふなり。かしこをお
Z08_0322A08: もひやりて。心もとなきなり。●(三四一)す〻みゆく
Z08_0322A09: にあしもかろきなり。●(三四二)こ〻も見たし。かし
Z08_0322A10: こにもゆきたしとおもひあつかふなり。●(三四三。三
Z08_0322A11: 四四)いか▲して。○わが身をいくつにもわかちて。い
Z08_0322A12: づかたをも見たしとおもふなり。しは。言の助なり。が
Z08_0322A13: なは。萬葉に願の字なり。○夕霧に。いかで身をわけて
Z08_0322A14: しがなと有。○下に引くは般舟讚の偈なり。●(三四五)
Z08_0322A15: 行住坐臥ともに禪定にあるなり。經ニ云ク。不M(シテ)レ起二滅
Z08_0322A16: 定ヲ一。現ス二諸ノ威儀ヲ一云云。●(三四六)經ニ云ク。云何ンカ菩薩ノ
Z08_0322A17: 如幻三昧。住M(シテ)二是ノ三昧ニ一。能ク成二-辨一切ノ事ヲ一。亦不レ生二
Z08_0322A18: 心相ヲ一。●(三四七)次下に和解あり。●(三四八)定散
Z08_0322A19: さまたげず。事理へだてなし。これ地上の德なり。●(三
Z08_0322A20: 四九)法界次第ニ云ク。通M(シテ)言ヿ二變化ト一者。能ク使二無ニM(シテ)而忽
Z08_0322B01: 有。有ニM(シテ)而忽無ナラ一。故ニ名テ爲二變化ト一。若シ依ハ二報得ノ神通ニ一。
Z08_0322B02: 得ルニ二神通ヲ一方ニ能ク變化ス。若シ是レ修得ノ神通ナレハ。則先ツ
Z08_0322B03: 修M(シテ)二變化ヲ一。方ニ得二神通ヲ一。●(三五〇)舟讚ニ云ク。一々ノ佛
Z08_0322B04: 國ニ恆沙ノ會アリ。分ケレ身ヲ聽テレ法ヲ修ス二供養ヲ一。●(三五一)め
Z08_0322B05: づらしきたのしみなり。明石に。ことなる御せうよう
Z08_0322B06: もなくてと有。●(三五二)禮讚ニ云ク。如レ此逍遙無レ極處。
Z08_0322B07: 吾今不M(シテ)レ去待ン二何時ヲカ一。○逍遙はたのしみあそぶ事な
Z08_0322B08: り。いせ物語に。せうえうしにおもふどち。かいつらね
Z08_0322B09: てと有。愚見抄ニ云ク。古今の四に。賀茂の川原に。逍遙し
Z08_0322B10: けると書くも川遊なり。○王@夜カ云ク。逍遙ト者。調暢
Z08_0322B11: 逸豫之意ナリ。夫レ至理內ニ足テ。無二時トM(シテ)不ト云フヿ一レ適セ。亡テレ
Z08_0322B12: 懷ヲ應セハレ物ニ。何クニ往トM(シテ)カ不ンレ通セ。以テレ斯ヲ而遊二天下ニ一。
Z08_0322B13: 故ニ曰ト二逍遙ト一。類書纂要ニ曰ク。逍遙ハ翺翔自適ノ貌。遊嬉
Z08_0322B14: 自得テ。無ントレ所レ拘也。已上焦氏筆乘ニ曰ク。莊子ノ逍遙。古ハ
Z08_0322B15: 作ル二消搖ノ字ニ一。黃幾復カ解ニ云ク。消ト者如二陽動而氷消ルカ一。
Z08_0322B16: 雖レ耗スト也不レ竭二其ノ本ヲ一。搖ト者如二舟行テ而水ノ搖ガ一。雖レ
Z08_0322B17: 動クト也不レ傷二其內ヲ一。遊ヿ二於世ニ一若レ是ノ。唯體スルレ道ヲ者ノミ
Z08_0322B18: 能クス〓レ之ヲ。已上

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