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Z0390 父子相迎諺註 湛澄 画像

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巻_頁段行 本文
Z08_0321A01: じて雲となれるが。又そびきてかけはしとなる也。曼
Z08_0321A02: 陀羅を見るへし。釋ニ云ク。各取テ二香花ヲ一立二佛前ニ一。徐々トM(シテ)
Z08_0321A03: 遙ニ散スレハ。變M(シテ)成ルレ雲ト。○そびくとは。雲のなびく貌な
Z08_0321A04: り。倭名鈔ニ云ク。郭知玄カ云ク。梯木階也。所二-以登ル一レ高ニ也。
Z08_0321A05: 和名。加介波之。●(三二六)觀心略要ニ云ク。或ハ渡テ二飛梯ヲ一作ス二妓
Z08_0321A06: 樂ヲ一。●(三二七)香風は花雲に對す。莊嚴經ニ云ク。香風
Z08_0321A07: 自起テ。吹二-動ス寶樹ヲ一。妙句ニ云ク。風本ト無シレ香。而香ヲ爲二奇
Z08_0321A08: 特ト一。觀經ニ云ク。無量ノ樂器。以テ爲二莊嚴ト一。八種ノ淸風。從二
Z08_0321A09: 光明一出テ鼓M(シテ)二此ノ樂器ニ一。演二-說ス苦空無常無我之音ヲ一。●
Z08_0321A10: (三二八)飛行の化天童子なり。釋ニ云ク。化天童子無レ
Z08_0321A11: 窮ヿレ數ヲ。悉ク是レ念佛往生ノ人ナリ。●(三二九)聖衆も天
Z08_0321A12: 人も。●(三三〇)をの〱通力をあらはす也。禮讚ニ曰ク。
Z08_0321A13: 口ニ宣テ猶在リレ定ニ。心靜ニシテ更ニ飛スレ通ヲ。●(三三一)をの
Z08_0321A14: がさま〲の心也。八雲御抄に。をのがじ〻。是もわ
Z08_0321A15: れ〱ある心也。各なりとあり。河海に。各(ヲノガ)自(ジシ)恣。各竸
Z08_0321A16: の字なりと有。又たがひにといふ心。ほしいま〻の
Z08_0321A17: 心。われ〱のといふ心。をの〱きそふといふ心。
Z08_0321A18: 三光院の御說惠心の六時讚ニ云ク。ちかくもとをくをのがじ〻。
Z08_0321A19: 貫之の歌〓。春は梅秋はまかきの菊の花。をのかし〻
Z08_0321A20: こそ戀しかりけり。●(三三二)智論ニ云ク。菩薩ノ神通。
Z08_0321B01: 種々ニ現化ス。名テレ之ヲ爲レ戲ト。花嚴ノ疏ニ云ク。遊戲ト者。出入
Z08_0321B02: 自在也。大經ニ云ク。淸淨安穩。微妙快樂ナリ。●(三三三)い
Z08_0321B03: づれも奇妙なり。往生講式ニ云ク。或ハ有二說法集會之處一。
Z08_0321B04: 或ハ有二坐禪入定之處モ一。或ハ有二伎樂謌詠之處モ一。有二神通
Z08_0321B05: 遊戲之處モ一。●(三三四)摠じて淨土の境界。●(三三五)
Z08_0321B06: いづく也。三五返也。●(三三六)大樣に見すて〻は。と
Z08_0321B07: をりがたきなり。●(三三七)快樂おほきゆへ。時節のひ
Z08_0321B08: さしきをわする〻也。その例に此故事を引り。晉の世
Z08_0321B09: に王質といふもの。木をきらんとて。斧を腰にはさみ
Z08_0321B10: て。石寶山といふ山にいりぬ。山の中に。童のあまた。
Z08_0321B11: 圍碁をうちてゐたりけるを。王質しばらく見ゐたる
Z08_0321B12: ほどに。日くれがたになりぬ。さてかへらんとするに。
Z08_0321B13: をの〻え。くちたり。おどろきて家にかへりみれば。わ
Z08_0321B14: がすみし所ともおぼゑずかはれり。人にとへども。し
Z08_0321B15: るものなし。人ありてつげていはく。わが先祖に。山
Z08_0321B16: にいりてかへらざりける人ありけりとき〻つたへた
Z08_0321B17: り。君もしその人かといへり。たづぬれば。七世の孫に
Z08_0321B18: なんありけり。述異記。後ノ江相公ノ詩序ニ云ク。謬テ入テ二仙
Z08_0321B19: 家ニ一。雖レ爲ト二半日之客ト一。恐ハ歸テ二舊里ニ一。纔ニ逢ン二七世之
Z08_0321B20: 孫ニ一。さらなりとは。いふにおよばぬと也。●(三三八)

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