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Z0390 父子相迎諺註 湛澄 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z08_0316A01: きらかなり。その岸のかげ。水にうつりて。水も寶の
Z08_0316A02: 色にみゆる也。定善義。四岸含(マジユ)七寶。水
Z08_0316A03: 色分明ニM(シテ)寶光。●(二七二)をのがいろがほとは。
Z08_0316A04: 水の色はた▲しろきに。岸のひかりうつろひぬれ
Z08_0316A05: ば。さま〲の色ありて。もとより水の色かとみゆる
Z08_0316A06: なり。傳通記。くまなきとは。さはりなく見ゆる事なり。般
Z08_0316A07: 舟讚。底金沙百千アリ。色々不M(シテ)カラM(シテ)
Z08_0316A08: 。大經。淸明澄潔ニシテ形。寶沙映
Z08_0316A09: ニM(シテ)。無深不一レ。●(二七三)四色の蓮花は。彌陀經
Z08_0316A10: の說なり。靑は優鉢羅花。黃なるは拘勿頭花。赤は鉢頭
Z08_0316A11: 〓花。白は芬陀利花也。みな七寶をまじへて。百千億葉
Z08_0316A12: あり。又衆寶の花あり。玄紫の花あり。觀經。大經疏鈔。●(二七
Z08_0316A13: 四)その花微妙香潔にして。玉をみがきたるがごと
Z08_0316A14: し。靑にはあをき光あり。赤にはあかき光あり。種色
Z08_0316A15: の花に。それ〲の光あり。あたりをてらして。月日よ
Z08_0316A16: りもか▲やく。一色の花の中より。卅六百千億の光を
Z08_0316A17: いだす。その光ごとに卅六百千億の佛ましまして。を
Z08_0316A18: の〱百千の光明をはなち說法し賜ふ。小經大經。略解
Z08_0316A19: 。色必有ヿハ光。蓋淨業所感。不此方之
Z08_0316A20: 。有色無ニハ一レ光也。●(二七五)蓮花に坐し給へる菩
Z08_0316B01: 薩等の事也。般舟讚。蓮花大衆。皆歡喜。要義鈔
Z08_0316B02: 。一切往生人。從蓮花スルカ。言蓮花大衆。●
Z08_0316B03: (二七六)寶冠瓔珞のかざりに。蓮花のひかりうつろ
Z08_0316B04: ひたれば。いよ〱莊嚴をそふる事也。此心を。夫木抄
Z08_0316B05: のうへにはちすの板をしきみて〻。なみゐる袖を風
Z08_0316B06: のた〻めり。○三藏法數。莊卽端莊ナリ。嚴卽嚴
Z08_0316B07: ナリ。大論。復次。莊嚴內外。禪定。智慧
Z08_0316B08: 諸功德等。是莊嚴ナリ。身相威儀。持戒具足外莊
Z08_0316B09: ナリ。●(二七七)新生の菩薩の事也。此世に順じて人
Z08_0316B10: 天といふ。又化して人天の姿となれるなり。經。因-
Z08_0316B11: スルカ餘方。有人天之名。舟讚。百千童子菩
Z08_0316B12: 薩衆。各捧香花。或金花百寶
Z08_0316B13: -與岸上ニM(シテ)。●(二七八)平等一味の淨土
Z08_0316B14: ながら。又九品のけぢめもみゆべし。●(二七九)()住の
Z08_0316B15: 菩薩の事也。舟讚。或。池渠岸。或
Z08_0316B16: 寶池。或干沙。或。或
Z08_0316B17: 腰頸。或。●(二八〇)十地にのぼりて。ほどひ
Z08_0316B18: さしきおもかげ也。○三藏法數。十地者。謂菩薩
Z08_0316B19: 所證之地位ナリ。集解。地能持。證M(シテ)中道
Z08_0316B20: 衆善。故焉。頭註十地者。歡喜地。離垢地。發光地。㷔惠地。難勝地。現前地。遠行

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