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Z0390 父子相迎諺註 湛澄 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z08_0317A01: 地。不動地。善惠地。法雲地。●(二八一)水ぎはの砂の上なり。汀の字
Z08_0317A02: なり。廣韻。汀水際平砂也。●(二八二)これ百寶
Z08_0317A03: 色の鳥なり。又寶池の底に珠あり。金色の光を出す。
Z08_0317A04: そのひかり化して鳥となる也。觀經又白鵠。孔雀。鸚鵡。
Z08_0317A05: 舍利。迦陵頻伽。共命鳥あり。その外奇妙雜色の種々
Z08_0317A06: の鳥あり。是まことの鳥にあらず。みな阿彌陀佛の變
Z08_0317A07: 化なり。小經翻譯名義集。或名ヿハ鳧鴈者。爾雅
Z08_0317A08: 鳧鴈。其アリ音ト。脚指幕蹼
Z08_0317A09: M(シテ)相著ケリ。古今注。鳧鴈海邊沙上
Z08_0317A10: 沙石。此也。時珍。鴛鴦類也。
Z08_0317A11: 小鴨。其質杏黃色ニM(シテ)文彩。紅頭翠鬣ニM(シテ)。黑
Z08_0317A12: 翅黑尾。紅掌。頭長毛。藕益略解。且寄
Z08_0317A13: 此間愛賞スル。以タルヲ。●(二八三)む
Z08_0317A14: れゐる也。要集。鳧鴈鴛鴦。遠近。正修觀
Z08_0317A15: 。鳧鴈鴛鴦。遊於浪。孔雀鸚鵡
Z08_0317A16: 於華上下。●(二八四)觀經。鳧鴈鴛鴦。
Z08_0317A17: 皆說妙法。序分義。寶鳥連。讚-嘆スルヿヲ
Z08_0317A18: 佛法僧。惠心。伽陵頻伽。廣ケテ於翼佛法
Z08_0317A19: 共命之鳥。舒於舌妙法。●(二八五)あはれ
Z08_0317A20: におもしろきを哀婉といひ。た▲しくあきらかなる
Z08_0317B01: を雅亮といふ。そのこゑをきけば。をのづから。上求菩
Z08_0317B02: 提。下化衆生の心をおこすとなり。○是も釋文をうつ
Z08_0317B03: す。法事讚。晝夜連。哀婉雅亮
Z08_0317B04: 。記。婉順也。美也。義寂。哀者哀悲
Z08_0317B05: 者能スル大悲心。雅者雅正。其音雅正ニM(シテ)
Z08_0317B06: スルカ佛法故。亮者明亮。由-發スルニ智惠
Z08_0317B07: 故。●(二八六)摠じて莊嚴說法の事也。○下に用ひ給ふ
Z08_0317B08: は法事讚の語なり。●(二八七)他方世界の。凡夫聖人
Z08_0317B09: を。極樂にいざなひ給はん善巧の方便なり。●(二八八)
Z08_0317B10: これらの不思議なる事は。みな佛智の御しはざなり
Z08_0317B11: とぞ。●(二八九)寶をちりばめたる樓閣は。雲の外に
Z08_0317B12: たかく。玉をみがける宮殿は。目のまへにか▲やく。瑠
Z08_0317B13: 璃の扉ををしひらけば。異香まづかほり。金の床にの
Z08_0317B14: ぼれば。錦の(シトネ)をのべたり。寶の臺には。忍辱の衣を
Z08_0317B15: しき。玉の簾には解脫の瓔珞をかけたり。庭をのぞめ
Z08_0317B16: ば。名花輭草色をまじへ。欄によれば十方をみるにさ
Z08_0317B17: はりなし。觀經。淨土論。惠心。禪林。夫木抄。俊成卿くもりなき玉のうて
Z08_0317B18: なにのほりてそ。はるかなる世のこともみへける。○
Z08_0317B19: 說文。樓重屋也。宮室也。蒼頡篇。殿大堂
Z08_0317B20: 也。●(二九〇)凡夫のはじめてうまれたるものと。も

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