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Z0390 父子相迎諺註 湛澄 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z08_0308A01: 蓮葉。靜法音義云。其葉狹。近。向
Z08_0308A02: ナリ。佛眼似タリ。經。其花似
Z08_0308A03: アリ也。肇公。天竺靑蓮花。其葉脩M(シテ)
Z08_0308A04: 。靑白分明ニM(シテ)。有大人目相。○いろは唇眼二相の
Z08_0308A05: 色なり。●(一六四)如來の御胸に卍字あり。これを吉祥
Z08_0308A06: 海雲となづく。大人の相なり。御手足の指の端にも有。
Z08_0308A07: をの〱ひかりをはなつ。その色あかし。大般若
Z08_0308A08: 手足及胸臆。俱吉祥喜旋德相。文同綺畫
Z08_0308A09: 色類朱丹。●(一六五)御足の下に。輪寶のごとくなる
Z08_0308A10: 紋あり。(コシキ)(オホワ)の形そなはりて。手の輻あきらかなり。大
Z08_0308A11: 般若。足下千輻輪アリ。輞轂衆相。無ト云ヿ
Z08_0308A12: 滿。註無量義。手裏足輪文。輪輻數千ナリ
Z08_0308A13: ●(一六六)摠じて八萬四千の相好を嘆ず。●(一六七)
Z08_0308A14: これ相好の業因をあかす。をよそ佛の御すがたを見
Z08_0308A15: れば。なにとなく愛敬の相あり。これすなはち因位の
Z08_0308A16: むかし。大慈の因を修して。得たまへる相好なればな
Z08_0308A17: り。淸淨とは。無緣の大慈。とがをはなる〻義なり。慈
Z08_0308A18: 門とは。大慈の善根。その數おほき義なり。感とは。大
Z08_0308A19: 慈を因として。妙相の果を得たまへる義なり。●(一六
Z08_0308A20: 八)佛の慈悲の相好は。みても〱見まくほしきゆへ。
Z08_0308B01: みるものいとふことなき義なり。すなはち八十種好
Z08_0308B02: の隨一なり。惠心。妙覺尊上粧。近ケハ
Z08_0308B03: 七世父母。見者無厭アリ。尋レハレリ於一子之慈
Z08_0308B04: ヨリ。○右は華嚴經を用ひて書きたまへり。世主妙嚴
Z08_0308B05: 。淸淨慈門刹塵數ノ如。共如來一妙相
Z08_0308B06: 一々諸相莫ト云ヿ然。是者無厭足スルヿ。同疏
Z08_0308B07: 。前半一相因果。次。後
Z08_0308B08: 。初メニ淸淨者。離過無緣ナルカ。門如塵數者。
Z08_0308B09: 利樂スルカ。以レハ。得妙相。以
Z08_0308B10: レハ。得無厭。然ルニ如來。有純有雜。
Z08_0308B11: 純門。若雜門。則隨一相一毛。皆收M(シテ)
Z08_0308B12: 如來法界。●(一六九)つく〲と相好をみて。
Z08_0308B13: わきめもふらぬことなり。法華。瞻-仰M(シテ)尊顏。目
Z08_0308B14: 。●(一七〇)かうべを地につけて。禮しうやま
Z08_0308B15: ふ義なり。般舟讚。菩薩聲聞將〓シム。禮佛一
Z08_0308B16: M(シテ)無生。智論。頭至。人之
Z08_0308B17: 一身。頭最上。足最下。以。恭敬
Z08_0308B18: 之至ナリ。●(一七一)彌陀佛を禮して妙法をき〻。たやす
Z08_0308B19: く十地にす〻むことをいふ。心水とは。彌陀の法水な
Z08_0308B20: り。をよそ。菩薩法雲地にす〻みぬれば。灌頂の儀あり。

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