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Z0390 父子相迎諺註 湛澄 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z08_0307A01: 法事讚。法侶。將セシム云云。侶伴也。
Z08_0307A02: 朋也。●(一五七)手をひかれてゆくなり。般舟讚
Z08_0307A03: 相將寶堂。●(一五八)やうやく大寶の宮殿
Z08_0307A04: にまいり。はじめて阿彌陀如來にちかづきたてまつ
Z08_0307A05: り。娑婆にありし昔は。わづかに御名をき〻て。心をう
Z08_0307A06: けしに。いつしか七寶の階にひざまづきて。萬德の尊
Z08_0307A07: 容をおがむ時。かたじけなくも。百福莊嚴の御手をの
Z08_0307A08: べ給ひて。行者のいた▲きをなでて。善いかな〱。す
Z08_0307A09: でに三界のくるしみを出たりと。あはれみほめ給ふ。
Z08_0307A10: そのよそほひ。たへにして渴仰骨にとほり。その御
Z08_0307A11: こゑ。めづらかにして感涙身にあまる。惠心。遙
Z08_0307A12: 以瞻-望スレハ彌陀如來。如ニM(シテ)金山王。坐寶蓮花
Z08_0307A13: (マシマス)寶池中央。觀音勢至威儀尊重ニM(シテ)。亦坐M(シテ)寶花
Z08_0307A14: シ玉フ左右。無量聖衆。恭敬圍繞。禪林。遂
Z08_0307A15: 大寶宮殿。始シ上レハ彌陀如來。妙覺高貴體。
Z08_0307A16: フM(シテ)佛果圓滿相是タナリ。●(一五九)佛の頂の事
Z08_0307A17: 也。具には()(シツ)()(シヤ)といふ。これ天竺の語なり。此には
Z08_0307A18: 佛頂と翻ず。佛の頂は。骨肉なかだかにして。髻玉のご
Z08_0307A19: とし。その形まろく。その色あをし。○惠琳音義
Z08_0307A20: 烏瑟膩沙梵語也。此ニハ頂相佛頂也。玄應音義
Z08_0307B01: 。烏瑟膩沙。此ニハ。無上依經。頂骨涌起M(シテ)
Z08_0307B02: 自然。事苑。謂頂髮。骨肉合成。量
Z08_0307B03: 覆拳。靑圓殊ナリ。●(一六〇)蒼天とは。た▲空の
Z08_0307B04: 色のことなり。萬葉に。おほぞらと訓ず。爾雅。春
Z08_0307B05: 蒼天。註萬物蒼々然トM(シテ)スレハナリ。○詩傳。據
Z08_0307B06: ルニ。蒼々然タレハ則稱蒼天。みどりは碧の字
Z08_0307B07: なり。○要集。烏瑟高。晴天翠濃カナリ。●(一六一)
Z08_0307B08: 眉の間に白毫あり。そのひかりあきらかなる事。秋の
Z08_0307B09: 月にこえたり。右にめぐりて雪よりもしろし。金の鏡
Z08_0307B10: に水精の筒をたてたるがごとし惠心。字書。皓
Z08_0307B11: 切。音稿。潔白精瑩貌。○要集。白毫右
Z08_0307B12: 秋月光滿。禪林。面輪端正ニM(シテ)。秋月出。白毫
Z08_0307B13: 赫奕トM(シテ)。春月添。●(一六二)是は佛の御唇の相な
Z08_0307B14: り。丹菓をあかきこのみと訓ず。唇の色。あかくうる
Z08_0307B15: はしき事。頻婆果のごとし。大般若。唇色光潤丹
Z08_0307B16: ニM(シテ)。如頻婆果。翻譯名義集。頻婆。此ニハ
Z08_0307B17: 。果色丹M(シテ)アリ。靜法。其果似タリ
Z08_0307B18: 。極鮮白ニM(シテ)也。●(一六三)是は御眼の相なり。佛
Z08_0307B19: の御眼は。靑白あきらかにして。天竺の靑蓮花の葉に
Z08_0307B20: 似たり。大般若經。世尊眼相。脩廣ナルヿ

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