浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
Z08_0307A01: | 法事讚ニ云ク。法侶。將テレ衣ヲ競ヒ來テ著セシム云云。侶ハ伴也。 |
Z08_0307A02: | 朋也。●(一五七)手をひかれてゆくなり。般舟讚ニ云ク。 |
Z08_0307A03: | 攜レ手ヲ相將テ入ル二寶堂ニ一。●(一五八)やうやく大寶の宮殿 |
Z08_0307A04: | にまいり。はじめて阿彌陀如來にちかづきたてまつ |
Z08_0307A05: | り。娑婆にありし昔は。わづかに御名をき〻て。心をう |
Z08_0307A06: | けしに。いつしか七寶の階にひざまづきて。萬德の尊 |
Z08_0307A07: | 容をおがむ時。かたじけなくも。百福莊嚴の御手をの |
Z08_0307A08: | べ給ひて。行者のいた▲きをなでて。善いかな〱。す |
Z08_0307A09: | でに三界のくるしみを出たりと。あはれみほめ給ふ。 |
Z08_0307A10: | そのよそほひ。たへにして渴仰骨にとほり。その御 |
Z08_0307A11: | こゑ。めづらかにして感涙身にあまる。惠心ノ云ク。遙ニ |
Z08_0307A12: | 以瞻二-望スレハ彌陀如來ヲ一。如ニM(シテ)二金山王ノ一。坐シ二寶蓮花ノ上ニ一。 |
Z08_0307A13: | 處二寶池ノ中央ニ一。觀音勢至モ威儀尊重ニM(シテ)。亦坐M(シテ)二寶花ニ一。 |
Z08_0307A14: | 侍シ玉フ二佛ノ左右ニ一。無量ノ聖衆。恭敬圍繞ス。禪林ノ云ク。遂ニ |
Z08_0307A15: | 詣テ二大寶宮殿ニ一。始テ拜シ上レハ二彌陀如來ヲ一。妙覺高貴ノ體。 |
Z08_0307A16: | 殊ニ珍フM(シテ)佛果圓滿ノ相是レ新タナリ。●(一五九)佛の頂の事 |
Z08_0307A17: | 也。具には烏瑟膩沙といふ。これ天竺の語なり。此には |
Z08_0307A18: | 佛頂と翻ず。佛の頂は。骨肉なかだかにして。髻玉のご |
Z08_0307A19: | とし。その形まろく。その色あをし。○惠琳ノ音義ニ云ク。 |
Z08_0307A20: | 烏瑟膩沙ハ梵語也。此ニハ云二頂相佛頂ト一也。玄應ノ音義ニ |
Z08_0307B01: | 云ク。烏瑟膩沙。此ニハ云レ髻ト。無上依經ニ云ク。頂骨涌起M(シテ)。 |
Z08_0307B02: | 自然ニ成ルレ髻ト。事苑ニ云ク。謂ル佛ノ頂髮。骨肉合成ス。量 |
Z08_0307B03: | 如二覆拳ノ一。靑圓殊ニ妙ナリ。●(一六〇)蒼天とは。た▲空の |
Z08_0307B04: | 色のことなり。萬葉に。おほぞらと訓ず。爾雅ニ云ク。春ヲ |
Z08_0307B05: | 爲ス二蒼天ト一。註ニ萬物蒼々然トM(シテ)生スレハナリ。○詩傳ニ云ク。據テレ |
Z08_0307B06: | 遠ニ視ルニレ之ヲ。蒼々然タレハ則稱ス二蒼天ト一。みどりは碧の字 |
Z08_0307B07: | なり。○要集ニ云ク。烏瑟高ク顯テ。晴天ノ翠濃カナリ。●(一六一) |
Z08_0307B08: | 眉の間に白毫あり。そのひかりあきらかなる事。秋の |
Z08_0307B09: | 月にこえたり。右にめぐりて雪よりもしろし。金の鏡 |
Z08_0307B10: | に水精の筒をたてたるがごとし惠心。字書ニ言ク。皓ハ古 |
Z08_0307B11: | 老ノ切。音稿。潔白精瑩ノ貌。○要集ニ云ク。白毫右ニ旋テ。 |
Z08_0307B12: | 秋月光滿ツ。禪林ノ云ク。面輪端正ニM(シテ)。秋ノ月出レ雲ヲ。白毫 |
Z08_0307B13: | 赫奕トM(シテ)。春ノ月添フレ光ヲ。●(一六二)是は佛の御唇の相な |
Z08_0307B14: | り。丹菓をあかきこのみと訓ず。唇の色。あかくうる |
Z08_0307B15: | はしき事。頻婆果のごとし。大般若ニ云ク。唇ノ色光潤丹 |
Z08_0307B16: | 暉ニM(シテ)。如シ二頻婆果ノ一。翻譯名義集ニ云ク。頻婆。此ニハ云二相 |
Z08_0307B17: | 思ト一。果ノ色丹M(シテ)且ツ潤アリ。靜法ノ云ク。其ノ果似タリ二此ノ方ノ林 |
Z08_0307B18: | 檎ニ一。極テ鮮白ニM(シテ)赤シ也。●(一六三)是は御眼の相なり。佛 |
Z08_0307B19: | の御眼は。靑白あきらかにして。天竺の靑蓮花の葉に |
Z08_0307B20: | 似たり。大般若經ニ云ク。世尊ノ眼相ハ。脩廣ナルヿ譬ハ如シ二靑 |