浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z08_0305A01: | はち普觀なるべし。●(一三八)是は先づ。われしらずに。 |
Z08_0305A02: | かたちのあらたまることなり。●(一三九)悉皆金色の |
Z08_0305A03: | 本願あるゆへ。臨終の時。蓮臺にのぼれば。たちまち黃 |
Z08_0305A04: | 金のはだへとなるなり。觀經ニ云ク。行者ノ身作ル二紫磨金 |
Z08_0305A05: | 色ト一。五會讚ニ云ク。報盡テ臨ハレ終ニ紫金身ナリ。○まづ金に。 |
Z08_0305A06: | 五色ある中に。黃金を長とす許愼。その黃金の中に。紫 |
Z08_0305A07: | 磨の黃金を最上とす。爾雅註疏極樂の菩薩のはだへ。その色 |
Z08_0305A08: | に似たり。紫磨とは。黃色にして。紫焰をおびたるもの |
Z08_0305A09: | なり。山谷カ瑞芝亭ノ記ニ云ク。黃ナルヿ者如シ二紫金ノ一。已上韻會ニ |
Z08_0305A10: | 云ク。鏐ハ卽紫磨金ナリ。其ノ上蔚然トM(シテ)有二紫色一。若シ二雲氣ノ一。 |
Z08_0305A11: | 已上爾雅ノ疏ニ云ク。黃金ノ一名ハ璗。其ノ淸美ナル者ヲ名クレ鏐ト。 |
Z08_0305A12: | 卽チ紫磨金ナリ。○𣵀槃論ニ云ク。閻浮檀金ニ〓有二四種一。一ニハ |
Z08_0305A13: | 靑。二ニハ黃。三ニハ赤。四ニハ紫磨ナリ。紫磨金ニハ具ニ有二衆色一 |
Z08_0305A14: | 云云。●(一四〇)はだへのひかり。袈裟にうつる事なり。 |
Z08_0305A15: | ○法花ニ云ク。如來ノ衣ト者。柔和忍辱ノ心是ナリ。文句ニ云ク。 |
Z08_0305A16: | 能ク遮リ二瞋恚ヲ一。防ク二外惡ヲ一外衣也。○これは自然衣な |
Z08_0305A17: | り。衣服隨念の願あるがゆへなり。頭註律ニ曰ク。於レ辱生レ忍故。云二忍辱一。已上。 |
Z08_0305A18: | ●(一四一)鐶はゆびまき。釧はひぢまきなり。寶冠は衆 |
Z08_0305A19: | 寶の天冠なり。無量壽會ニ云。復有二無量上妙ノ衣服。寶 |
Z08_0305A20: | 冠鐶釧。耳璫瓔珞。花鬘帶鏁一。諸寶ヲモツテ莊嚴セリ。𣵀槃經ニ |
Z08_0305B01: | 云ク。在ル二臂ノ上ニ一者。名テ之爲レ釧ト。在ル二指ノ上ニ一者。名テレ之 |
Z08_0305B02: | 爲レ鐶ト。●(一四二)身のかざりもの。たがひにうつろひ |
Z08_0305B03: | か▲やく義なり。冠にかくるを瓔といひ。身にかくる |
Z08_0305B04: | を珞といふ。はへたりとは。ひかりのうつろふ事なり。 |
Z08_0305B05: | 河海に。榮の字。光の字なり。花の夕はへ。袖はへてなど |
Z08_0305B06: | いふ也。○往生講式ニ云ク。帳ニハ垂ル二古求シ解脫之瓔珞ヲ一。 |
Z08_0305B07: | 𣵀槃經ニ云ク。能ク得レ遠二-離スルヿヲ煩惱ノ結縛ヲ一。是ヲ名二解脫ト一。 |
Z08_0305B08: | 花嚴疏ニ云ク。在ヲレ頸ニ曰レ瓔ト。有ヲレ身ニ曰レ珞ト。珞ハ以テ持レ |
Z08_0305B09: | 衣ヲ。瓔ハ以繫クレ冠ヲ。●(一四三)卅二相のうるはしき事也。 |
Z08_0305B10: | いつくしきは。嚴の字にて。端嚴の義なり。要法文ニ云ク。 |
Z08_0305B11: | 鳥瑟膩沙無見相。髮毛右轉紺靑相。面輪端正滿月相。眉 |
Z08_0305B12: | 間毫相右旋相。眼睫紺靑不亂相。眼精紺色分明相。四十 |
Z08_0305B13: | 齒齊逾雪相。四牙鮮白鋒利相。舌相廣長覆面相。常得上 |
Z08_0305B14: | 味適悅相。梵音和雅等聞相。常光面各一尋相。體相縱廣 |
Z08_0305B15: | 量等相。身相脩廣端嚴相。容儀洪滿端直相。七處充滿愛 |
Z08_0305B16: | 樂相。肩項圓滿殊妙相。膊腋悉皆充實相。頷臆身半獅 |
Z08_0305B17: | 子相。身色光曜金臺相〓身皮細滑離塵相。毛孔一生右 |
Z08_0305B18: | 旋相。隱相藏密𧰼王相。兩臂脩直摩膝相。雙腨漸次纎 |
Z08_0305B19: | 圓相。足踉廣長稱趺相。足趺脩高稱跟相。指間鞔網金 |
Z08_0305B20: | 色相。諸指圓滿纖長相。手足柔輭勝餘相。千輻輪文圓 |