浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z08_0289A01: | へどもた▲これにむきては。いかほども。ようい |
Z08_0289A02: | (用意)ふか〻らんにしかじ。(七一)ことに(七二)臨 |
Z08_0289A03: | 終もちかくなりぬれば。(七三)八苦あひやく(相燒)と |
Z08_0289A04: | ころなれども。(七四)なにとなう。(七五)世もなごり |
Z08_0289A05: | おしく。(七六)六賊いつはりしたしむ友なれども。 |
Z08_0289A06: | (七七)す▲ろに(七八)人もなつかしくて。(七九)よ |
Z08_0289A07: | ろづ(八〇)とりそへたる(八一)心ぼそきに。(八二) |
Z08_0289A08: | のがれぬみちも(八三)すまは(辭)しければ。(八四) |
Z08_0289A09: | 業繫は(八五)いと▲ちからをえてひ(牽)く。(八六) |
Z08_0289A10: | 火坑はすでにあしのしたにのぞみにたり。(牽)引 |
Z08_0289A11: | 接すこしものびば。(八八)た▲ちに(八九)泥梨にい |
Z08_0289A12: | りなんとす。(九〇)あやうしなどはいふにもすぎた |
Z08_0289A13: | り。(九一)こはいか▲せんとかなしきに。(九二)彌陀 |
Z08_0289A14: | 慈父の大悲。かぎりなく。おどろきさはぎたまひて。 |
Z08_0289A15: | (九三)菩薩聖衆もしづ心なく。(九四)來迎の儀。(九五) |
Z08_0289A16: | ときをいそがしませば。(九六)まづそのせち(切)な |
Z08_0289A17: | る。御心ざしのちから(九七)さきだちて。(九八)行 |
Z08_0289A18: | 者の身をたす(祐)くるゆへに。(九九)病苦うすら |
Z08_0289A19: | ぎ。(一〇〇)正念あきらかになりて。(一〇一)倒。わす |
Z08_0289A20: | れ。(一〇二)心みだる〻事なければ。(一〇三) |
Z08_0289B01: | がづ(且)うちおどろかして。(一〇四)口稱や〻をとづ |
Z08_0289B02: | れたちぬ。(一〇五)稱名こゑすみて。(一〇六)しづかに |
Z08_0289B03: | 十念をとなふるほど。(一〇七)終時合掌奉香煙。(一〇八) |
Z08_0289B04: | にほひは異香にまが(紛)ひつ〻。(一〇九)香煙直注彌 |
Z08_0289B05: | 陀佛。(一一〇)けぶりや紫雲となりぬらん。(一一一)紫 |
Z08_0289B06: | 雲まどにか〻る。(一一二)毫光うつろ(映)ひて |
Z08_0289B07: | そへ。(一二三)音樂のきをめぐ(旋)る。(一一四)旋嵐と |
Z08_0289B08: | もなひて |
Z08_0289B09: | ひかり室にみち。(一一七)聖衆羅列傍一本作烈亦通して(一一八) |
Z08_0289B10: | かげにはにしく。(一一九)觀音うてなをよせ。(一二〇) |
Z08_0289B11: | 勢至かうべをなでたまふ。(一二一)よそをひ(威儀)も |
Z08_0289B12: | めづらしく。(一二二)にほひもなつか(愛)しければ。 |
Z08_0289B13: | (一二三)靈儀にめうつりして。(一二四)穢土のなごり |
Z08_0289B14: | もおぼえず。(一二五)花臺に心す〻みて。(一二六)往生 |
Z08_0289B15: | のほか(餘)はよろづをわすれたり。(一二七)すでに草 |
Z08_0289B16: | 菴にいきと▲まりぬ(畢)とみれば。すなはち蓮臺に |
Z08_0289B17: | あなうら足のうらをむすびぬ。(一二八)歡喜いはんかたな |
Z08_0289B18: | し。(一二九)不覺にして佛を禮す。(一三〇)そ〓かうべ |
Z08_0289B19: | をかたぶくるほどは。なをこの界にあり。め〓あげて |
Z08_0289B20: | みれば。はやかのくに〻いれり。(一三一)他鄕と(一三二) |