浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z08_0249A01: | てまつるべきにてこそあるを。(四二一)かへりて(四二 |
Z08_0249A02: | 二)つみふかき身は。いか▲とあやぶむをば。(四二三) |
Z08_0249A03: | さぞほとけも。(四二四)おもはずに見給ふらん。(四二五) |
Z08_0249A04: | 願ひとをもらさねば。(四二六)人々有レ分不レ須レ疑フと |
Z08_0249A05: | いへり。(四二七)むらなきちかひ。(四二八)たれか。をの |
Z08_0249A06: | がぶんにあらずとせん。(四二九)二ニ者(四三〇)決定M(シテ) |
Z08_0249A07: | 深ク信ズ。彼ノ阿彌陀佛。四十八願ヲモテ。攝二-受シ玉フ衆生ヲ一。無クレ |
Z08_0249A08: | 疑無クレ慮。乘M(シテ)二彼願力ニ一。定テ得ト二往生ヲ一と釋するは。を |
Z08_0249A09: | のがちからは。(四三一)ともかうもあれ。(四三二)た▲ |
Z08_0249A10: | 他力のつよきにひかされて。たのまばかならず往生 |
Z08_0249A11: | すべしといふなり。(四三三)これまた。(四三四)彌陀の |
Z08_0249A12: | 本願かぎりなく(四三五)衆生を一子にかなしみ給ふ |
Z08_0249A13: | ゆへに。(四三六)なをざりならず。(四三七)いか▲して。 |
Z08_0249A14: | (四三八)わがくに〻生ぜしめんと。おぼしめす御こ〻 |
Z08_0249A15: | ざしのせち(切)なる(四三九)ちからにすくはれて。(四 |
Z08_0249A16: | 四〇)常沒(四四一)無緣の(四四二)機なれども。(四四三) |
Z08_0249A17: | すみやかに往生の。のぞみをとぐるならん。(四四四)す |
Z08_0249A18: | でに。(四四五)かくまで。ほとけの御かたより。す〻みて |
Z08_0249A19: | 懇望し給ふ事なれば。(四四六)たとひ。(四四七)一念な |
Z08_0249A20: | りとも。(四四八)いかでか御み〻にた〻ぬやう(樣)は |
Z08_0249B01: | ありける。(四四九)にはかなる(四五〇)十こゑ一こへ |
Z08_0249B02: | に。(四五一)とりあへず(四五二)來迎し給ふをもて。 |
Z08_0249B03: | (四五三)よく心もとなく(四五四)まちうけ給ひける |
Z08_0249B04: | ほどをば。はか(量)りたてまつりなむかし。(四五五)か |
Z08_0249B05: | やうに(四五六)こま〲と。(四五七)ほとけの御こ〻ろ |
Z08_0249B06: | ざしを思ひしりぬれば。往生もうたがひなく。(四五八) |
Z08_0249B07: | 本願もまめやか(眞)に。(四五九)かたじけなくて。(四 |
Z08_0249B08: | 六〇)魚母子を念持するいはれ(謂)さへ。(四六一)おも |
Z08_0249B09: | ひあはするかたには。あはれにもそひ。(四六二)たうと |
Z08_0249B10: | くこそおぼゆれ。(四六三)げに(四六四)さしも。(四六五) |
Z08_0249B11: | をろかなるいお(イを)だにも。(四六七)子をうみをき |
Z08_0249B12: | てのち。母わすれず。それを念ずれば。(四六七)そのこ〻 |
Z08_0249B13: | ろざし。まほりとなりて。(四六九)子ひとつもくちず。 |
Z08_0249B14: | みな魚となるとこそいふめれば。(四七〇)まして。(四七 |
Z08_0249B15: | 一)阿彌陀ほとけの。一子の慈悲ふかく。衆生をあはれ |
Z08_0249B16: | みたまひて。(四七二)よし(四七三)いかに機つたなく |
Z08_0249B17: | (四七四)行すくなくとも。(四七五)た▲。われをたのま |
Z08_0249B18: | むものにだもあらば。かまへて(四七六)わがくに〻う |
Z08_0249B19: | まれよと。あさからずねんじたまふ。その御こ〻ろざ |
Z08_0249B20: | しにひかされて。などかは。われら往生する事をえざ |