浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z08_0244A01: | ん事をわすれたり。(八三)さればかならず。おい(イひ) |
Z08_0244A02: | をまつべきいのちとやおもふ。(八四)人をみるにも。 |
Z08_0244A03: | おほくはわかくて。しぬる世にこそあンめれ。(八五)そ |
Z08_0244A04: | のあまたのかずにもれん事。(八六)はた。(八七)よく |
Z08_0244A05: | (八八)かたかるべし。(八九)かの寒山も。(九〇)これ |
Z08_0244A06: | をいひてこそ。(九一)昨來テ訪ヒシ親友。(九二)太半入ル二 |
Z08_0244A07: | 黃泉ニ一。(九三)今朝對M(シテ)二孤影ニ一。(九四)不覺ノ涙雙ヒ懸ルト |
Z08_0244A08: | (九五)とも。かなしみけれ。げにしづかに。おもひつ▲ |
Z08_0244A09: | くればなみだがちなり。(九六)きのふまでをとづれ |
Z08_0244A10: | こしとも〻。(九七)はや。なかば(過半)をすぎて(九八) |
Z08_0244A11: | ゆめになりぬ。(九九)けさはた▲。わがかげひとりた |
Z08_0244A12: | ちならべり。(一〇〇)これも。(一〇一)いつまでか身に |
Z08_0244A13: | そはんとする。(一〇二)けふはわれ。人をさきだて〻 |
Z08_0244A14: | (一〇三)哀慟す。(一〇四)いつかまた。(一〇五)人われに |
Z08_0244A15: | をくれて傷嗟せん。(一〇六)人をもあはれとみる。身を |
Z08_0244A16: | もあはれとおもふ。としても。かくしても。ながる(流) |
Z08_0244A17: | れば。(一〇七)ふかく(不覺)のなみだ。ふた〻びか〻る |
Z08_0244A18: | ともいひけるなり。すべて(一〇八)老たるは。生者必 |
Z08_0244A19: | 滅なればとてのがれず。(一〇九)わかきは。老少不定な |
Z08_0244A20: | ればとてと▲まらず。(不停)(一一〇)世上うきたちて。 |
Z08_0244B01: | (一一一)泉下(一一二)ながれはやし。(一一三)いづかた |
Z08_0244B02: | につけても。(一一四)ありはつべき世とこそみえね。 |
Z08_0244B03: | (一一五)わづかに(一一六)このめまへの(一一七)哀傷だ |
Z08_0244B04: | に。(一一八)なを(一一九)ゆびもおりあへず。(不堪)(一 |
Z08_0244B05: | 二〇)まして(一二一)み〻のよそなる無常。さぞ。かず |
Z08_0244B06: | もしりがたかるらん。(一二二)よな〱。おもひをいた |
Z08_0244B07: | ましむるけぶり。(一二三)ならびてはたてども。(一二四) |
Z08_0244B08: | たふ(イも)る時なし。(一二五)あさな〱。(一二六)たも |
Z08_0244B09: | とをうるほす露。(一二七)すゑ葉にてはきゆれども。 |
Z08_0244B10: | (一二八)もとのしづくとならぬやはある。(一二九)その |
Z08_0244B11: | (一三〇)東岱(一三一)前後のたましゐ。(一三二)かばね |
Z08_0244B12: | を(一三三)すて〻いづちへかさる。(一三四)雲となり。 |
Z08_0244B13: | 雨とやなりにけん。(一三五)ゆくすゑ(去方)もしらず。 |
Z08_0244B14: | (一三六)北芒(一三七)新舊のほね。(一三八)たましゐを |
Z08_0244B15: | はなれて(一三九)いくばくかのこる。(一四〇)つちと |
Z08_0244B16: | なり。はいとなりて。(一四一)あとかたもなし。(一四二) |
Z08_0244B17: | せめてそのぬしこそあらめ。(一四三)なきあとのしる |
Z08_0244B18: | しに殘るそとばだにも。(一四四)たがためとかく(一四 |
Z08_0244B19: | 五)もじさへ。(一四六)かすかに(一四七)きえなるこそ |
Z08_0244B20: | (一四八)かなしけれ。(一四九)それも。(一五〇)かたなく |