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Z0390 父子相迎諺註 湛澄 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z08_0225A01: 編絡。十六脈。釣帶M(シテ)相連レリ。有二肉繩。長三尋
Z08_0225A02: 半。於內纒結セリ。解脫道論。九百筋纒。●
Z08_0225A03: (七三)し〻むらは臠の字。まつひは絢の字なり。經
Z08_0225A04: 。五百分。猶如レルガ。或。九百臠覆
Z08_0225A05: 其上。●(七四)經に七重の皮と有。九十九重の皮とも
Z08_0225A06: いふ。●(七五)首の字。和名加宇倍。●(七六)腦の字
Z08_0225A07: なり。和名奈豆岐。頭中髓腦也。○(七七)和名
Z08_0225A08: 大膓。波良和太。難經。大膓小膓膽胱。皆
Z08_0225A09: 不淨。まことに五臟六腑の有さまは。蛇のわだか
Z08_0225A10: まるがごとし。海山のめづらしき味も。腹の中に入ぬ
Z08_0225A11: れば。こと〲く不淨となる。●(七八)身の內の不淨
Z08_0225A12: 右のごとし。又卅六の不淨あり。九の穴より。いだしと
Z08_0225A13: いだす物。みな不淨なり。●(七九)是は智論に出たる
Z08_0225A14: 事なり。第十九。地水火風質。能-除センヤ
Z08_0225A15: 。傾ム𪜈此身。不ルヿ香潔ナラ。風雅集。前
Z08_0225A16: 參議敎長歌に。わたつ海を皆かたふけてあらふ共。我
Z08_0225A17: 身の內をいかてきよめん。●(八〇)我も人も不淨な
Z08_0225A18: るゆへ。ことあたらしくいはれぬなり。●(八一)よく
Z08_0225A19: 案じて見ればなり。●(八二)さても〱。●(八三)黑
Z08_0225A20: の字を。神代卷にきたなきと訓ず。●(八四)まよひの
Z08_0225B01: つよき義なり。●(八五)きたなしと。おもはぬのみな
Z08_0225B02: らず。きよき物とおもふなり。●(八六)わざとの心。と
Z08_0225B03: りわきての心。●(八七)おもひかためてなり。槇柱に。
Z08_0225B04: 心にしめてと有も染の字なり。心にそめつけてとい
Z08_0225B05: ふ事也。しと。そと竪音通ずるゆへなり。●(八八)を
Z08_0225B06: のが生付のま〻。つくろはぬ形なり。●(八九)二人丸
Z08_0225B07: 祕鈔に。心嚴の字をよませたり。今は不淨をもきらは
Z08_0225B08: ず。心よく愛する義なり。末摘にも。心うつくしきこ
Z08_0225B09: そよけれと有。●(九〇)生れつきのま〻だに。愛する
Z08_0225B10: に。その上をつくろひたれば。いよ〱まよふなり。●
Z08_0225B11: (九一)あをきまゆずみなり。靑黛をあゐのらうと訓
Z08_0225B12: ずるにや。宗奭。靑黛ヲ以ナリ。釋名
Z08_0225B13: 。滅-去眉毛。故。說文
Z08_0225B14: 。黛墨也。和名萬由須美。●(九二)眉毛をゑ
Z08_0225B15: がくなり。源俊賴のうたに。さりともとかくまゆすみ
Z08_0225B16: のいたつらに。心ほそくも思ひにける哉。事物紀原に
Z08_0225B17: 載す。女人の眉をかく事。秦の始皇の時よりはじまれ
Z08_0225B18: り。●(九三)是は頰につくるべになり。または䞓粉と
Z08_0225B19: いふ。又面につくる粉を。染たるをいふなり。●(九四)
Z08_0225B20: 顏を彩るなり。隋の文帝の宮女。みな紅粉を頰に著て。

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