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Z0380 西要鈔諺註 湛澄 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z08_0210A01: 懈慢界。國土快樂ニM(シテ)。作唱伎樂。衣被服飾。香花
Z08_0210A02: 莊嚴。七寶轉開アリ。擧レハ。寶牀隨
Z08_0210A03: 視西視南ルモ亦如是轉。前後發意衆生。欲スル
Z08_0210A04: ント阿彌陀佛國者。皆染-著懈慢國土。不
Z08_0210A05: ルヿ阿彌陀國。億千萬衆ナラン。時一人。能
Z08_0210A06: 阿彌陀佛國。何。皆由懈慢ニM(シテ)執心不
Z08_0210A07: ナラ。斯等衆生。自不殺生。亦敎不殺。有
Z08_0210A08: 福報。生無量壽國已上記主禪師往生要集
Z08_0210A09: 。問。其名言何。答。經皆由懈慢等。智首
Z08_0210A10: 。以テノ毁責。名懈慢。約M(シテ)已上
Z08_0210A11: ●(六十七)この機は不至心の者なり。ある時はひた
Z08_0210A12: すら彌陀を信じて念佛し。ある時は一心に餘佛を信
Z08_0210A13: じて雜行を修す。これ一方におもひかためぬゆへ也。
Z08_0210A14: ○かならずとは。不退の義なり。了譽上人の直牒
Z08_0210A15: 。生懈慢者。退不退ニハ耶。答。不退
Z08_0210A16: 智首。阿彌陀佛。變-化M(シテ)。且懈慢
Z08_0210A17: 雜修衆生。遂極樂。十因。先生M(シテ)
Z08_0210A18: 彼土。遂極樂。●(六十八)これも比校結勸な
Z08_0210A19: り。○なをざりは。おほよそなる心也。○さすがは。
Z08_0210A20: ほむる詞なり。まことの心ある人也。○かまへて
Z08_0210B01: とは。等閑なき心也。○なじかはといふは。何しに
Z08_0210B02: といふ詞也。○いと▲は彌よなり。○す〻ましくと
Z08_0210B03: は。おもひくらべて。いよ〱信心もす〻むとなり。
Z08_0210B04: ●(六十九)いさ〻か極樂に。心をかくるといふ。これ
Z08_0210B05: 安心のか〻る也。信ずるともなく。うたがふともな
Z08_0210B06: き人也。念佛を口にふる〻とは。これ起行のとげぬ也。
Z08_0210B07: たま〱念佛申せども。おほかたうはのそらにして。
Z08_0210B08: うたのごとくなる心行なり。●(七十)四十八願の中の
Z08_0210B09: 第廿を。係念定生の願といひ。又は三生果遂の願と申
Z08_0210B10: 也。此願は佛意ことにたくみ也。今生に心行具足せん
Z08_0210B11: 人は。第十八の願に乘じて。順次往生を遂べき事勿論
Z08_0210B12: なり。十分が八九は。さもあるべけれども。もしその外
Z08_0210B13: の至心具足せざらん人は。此法にあひながら。むなし
Z08_0210B14: く生死に輪廻しつべし。かの佛の大悲。それをあはれ
Z08_0210B15: み給ひて。なを本願にもれて。順次往生かなひがたく
Z08_0210B16: とも。一たび極樂に念をかけたらん人は。その結緣を
Z08_0210B17: 便として。無窮の生死をつ▲めて。第三生には。わが
Z08_0210B18: 國にうまれしむべしとちかひ給へり。○大經。設
Z08_0210B19: タランニ。十方衆生。聞名號。係
Z08_0210B20: 。植德本。至心廻向M(シテ)。欲M(シテ)ント。不ンハ

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