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Z0380 西要鈔諺註 湛澄 画像

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巻_頁段行 本文
Z08_0209A01: けの智慧におよびがたくて。○古人とは。橘洲寶曇師
Z08_0209A02: の事也。柳子厚が東海若の跋を。かの師の書き給へる
Z08_0209A03: 中に此ことばあり。其後跋。淨土旨無善惡
Z08_0209A04: 取舍。無靜亂。無男女。一念眞正ナレハ。決定M(シテ)
Z08_0209A05: 往生。惑者於其。先佛。豈不ンヤクシ玉ハ
Z08_0209A06: 也。柳子厚東海若亦子莊子亡羊之詞。吾能
Z08_0209A07: 自信M(シテ)疑。何淨土之不生也。爲普照M(シテ)
Z08_0209A08: 。爲來者。紹熙五年三月望。橘洲老衲寶曇
Z08_0209A09: 以上頭註宋寶曇禪師。字少雲。傳出釋氏資鑑及湖崖漫錄。●(六十三)此一段
Z08_0209A10: は。邊地をまうけ給へる佛恩をしるす。さるをとは。し
Z08_0209A11: かるにといふがごとく。上をうけて下へつ▲くる詞
Z08_0209A12: 也。あやしの凡夫の分として。やんごとなき佛のうへ
Z08_0209A13: をはかりて。おもひかろしむるとが。まことにをもき
Z08_0209A14: 事なるべし。稱揚諸佛經に。名號の德をそしれるもの
Z08_0209A15: は。五劫の中。地獄におつると說き給へり。そしるまで
Z08_0209A16: はなくとも。かろしめうたがふも。つみふか〻るべし。
Z08_0209A17: 要集。疑智慧。罪當レリ惡道。然
Z08_0209A18: スルハ。是悲願力ナリ已上淸淨覺經。本宿命
Z08_0209A19: 時。心口各異ニM(シテ)。言念無誠。狐-疑M(シテ)佛經。復不
Z08_0209A20: -向。當自然惡道。無量淸淨佛。哀愍
Z08_0209B01: 威神引之去。已上要集。若信。不彼業
Z08_0209B02: 願求。理。若佛智。而猶願
Z08_0209B03: 彼土。修セン彼業。亦得往生已上●(六十四)こ
Z08_0209B04: れ比校結勸なり。うたがひをまじへたる人。なを邊地
Z08_0209B05: までもうまる。一向に信ぜん人。たれか九品にいたら
Z08_0209B06: ざらんや。○頌義。或强弱。花合不
Z08_0209B07: 。如上六品是也。大師。寶花尋。此
Z08_0209B08: ルカ戒行精强ナリ已上中品上生。餘-
Z08_0209B09: セヨ。或輕重。花合不同。如下三品
Z08_0209B10: 是也。大師。殘殃未盡。花中合已上
Z08_0209B11: 狐疑。花合不同。如邊地胎生是也。大師。修
Z08_0209B12: 因正念ニM(シテ)。無フルヿヲ。或邊界。或
Z08_0209B13: 已上●(六十五)いづことは。いづくなり。三五相通な
Z08_0209B14: り。●(六十六)右の邊地は極樂の內なり。これは極樂
Z08_0209B15: の外也。かの極樂をねがふ執心よはくして。邊地まで
Z08_0209B16: もをよぼぬものを。まづ懈慢國へうまれしめ給ふな
Z08_0209B17: り。往生十因。又非唯有ノミニ胎生邊地。亦於
Z08_0209B18: 。且有化城。謂懈慢國。莊嚴微妙ニM(シテ)。國土安樂
Z08_0209B19: 雜修ヲM(シテ)。先。遂極樂。故
Z08_0209B20: 薩處胎經。西方去ルヿ閻浮提。十二億那由他

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