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Z0380 西要鈔諺註 湛澄 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z08_0174A01: 。滅八十億劫生死之罪。若不然者。滅罪良
Z08_0174A02: 若恐。須高聲。心則易。三昧易
Z08_0174A03: 已上念佛鏡。唯急。大M(シテ)。復須
Z08_0174A04: 一レ。此猶如小兒一レ已上佛祖通載第
Z08_0174A05: 十八。天竺慈雲法師遵式。字知白。葉氏。台州寧
Z08_0174A06: ナリ。母王氏。夢明珠而生。稍長M(シテ)
Z08_0174A07: スヿヲ一レ。潜東掖出家。年二十ニM(シテ)
Z08_0174A08: 禪林受具。明年習律學守初。式繼國淸。普
Z08_0174A09: 像前ニM(シテ)一捐。誓ンヿヲ天台之敎。雍熙
Z08_0174A10: 四明。北面M(シテ)。未ルニナラ智解秀出。智
Z08_0174A11: 諱日。終朝誓。行四三昧。淳化初衆。
Z08_0174A12: M(シテ)寶雲。講未。靈異之迹。具ナリ於本傳
Z08_0174A13: 明道元年十月十八日示。不醫藥。唯說法M(シテ)
Z08_0174A14: 。十日令彌陀像。以其終。至夜奄然トM(シテ)
Z08_0174A15: 坐逝生壽六十九。夏五十。明年仲春四月。徒衆奉M(シテ)
Z08_0174A16: 遐榻。葬于寺東月桂峯下已上亦詳于佛祖統紀第十。○六字をた
Z08_0174A17: しかにとなふべし。心に念ずるもおなじ名號なり。經
Z08_0174A18: 意念佛といふこともあれば。たとひその聲はたか〻
Z08_0174A19: らず。文字はたしかならずとも。往生に相違はあるべ
Z08_0174A20: からず。されども。それは自然の略の事なり。ことさ
Z08_0174B01: らにこゑをたてずして。やすきに事をよするは。かだ
Z08_0174B02: ましき心。懈怠の過あるべし。ひたすら曲調を弄し
Z08_0174B03: て。文字を訛脫せんは。放逸のわざなるべし。釋にも
Z08_0174B04: 稱我名號とあれば。聲を本とす。又阿彌陀の三字は別
Z08_0174B05: 名なり。佛の一字は通號なり。四字つらなる時。名と
Z08_0174B06: 號とそなはりてよろしきなり。た▲佛の十號をとな
Z08_0174B07: へても。功德これふかし。佛の字はその十號のひとつ
Z08_0174B08: なり。十號の中にも。まへの九號をすべて佛の號と
Z08_0174B09: す。ゆへに維摩經に。如來もし佛の字の義を。ひろく
Z08_0174B10: とき給は▲。阿難の如く多聞第一なる人。劫をふると
Z08_0174B11: も聞つくし。さとりつくすべからずとのべ給へり。も
Z08_0174B12: し人蘭若にありて。身の毛よだつ時は。佛の十號を念
Z08_0174B13: ぜよとも侍り。摩訶止觀又天台宗には。此三字を三諦に
Z08_0174B14: 配當し。眞言宗には。此六字を五佛の種子とす。ゆへ
Z08_0174B15: に一字をもらせば。功德もや〻かろし。所詮。字々圓
Z08_0174B16: 融の時は。一字にをの〱諸字の德をふくむといへ
Z08_0174B17: ども。字々各別にとなへば。功德ます〱廣大なるべ
Z08_0174B18: し。○むかし石見國に念佛の僧あり。としおひて後。
Z08_0174B19: 中風氣にて舌のなえたりければ。つねに念佛申すこ
Z08_0174B20: ゑ。ゑもみゑほうと。きこえたり。さてつゐに。臨終正

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