浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z08_0147A01: | 信ふかく。心さしあらむ人も。きと(急度)は。え(敢)おも |
Z08_0147A02: | ひなをす(改)まじき心もちなり。又それに。さはるま |
Z08_0147A03: | じき本願なれば。なじかは往生をあやぶまん。(五)そ |
Z08_0147A04: | のうへ。聖衆の來迎ちかづかば。なにとせずとも。をの |
Z08_0147A05: | づからよろづをわすれ侍りなむ。(六)さりながら。よう |
Z08_0147A06: | ゐ(用意)(イい)はつねにあるべき事ぞ。古人の死は。ねぶる |
Z08_0147A07: | がごとしといひし。いと(最)心やすき思なし也。(七) |
Z08_0147A08: | 又なまさかしげなる女のこゑにて。彌陀のちかひは。 |
Z08_0147A09: | 世にこえてむらなき御慈悲といへば。人により。事こ |
Z08_0147A10: | と(異)には。よもと。たのもしけれども。(八)女の身は。 |
Z08_0147A11: | ことに。いつ〻のさはりとかや。をもくていみじかる |
Z08_0147A12: | べき事には。みなきらひすてられたりときけば。まし |
Z08_0147A13: | て往生なンど。たやすかるべしともおぼえず。(九)それ |
Z08_0147A14: | はた。げにもと身にしられたる事おほし。(一〇)はかな |
Z08_0147A15: | くかたちをつくろふわざだにも。か▲みの心はづか |
Z08_0147A16: | しきまで。しみふかきかたは。こよな(無越)くおのこ▲ |
Z08_0147A17: | (男子)よりもまさり侍るべし。(一二)すべてかず〱 |
Z08_0147A18: | 思ひあつめたる心のうちを。きこえつくしたらば。た |
Z08_0147A19: | うとき御心ちには。いか▲うとましくも思ひ給へら |
Z08_0147A20: | れん。(一二)た▲なをも。本願などやげに。おもほ(御念) |
Z08_0147B01: | しはな(放)たざらんとはおもへども。一定往生すべし |
Z08_0147B02: | とまでは。おぼえずといへば。(一三) |
Z08_0147B03: | 答ていはく。まことに五障の身は。さらなることなれ |
Z08_0147B04: | ども。又ゆめ〱九品の〻ぞみは。ひげし給ふべきに |
Z08_0147B05: | あらず。(一四)そのゆへは。まづ第十八の願に。十方 |
Z08_0147B06: | 衆生乃至十念せんに。もし生ぜずば。正覺をとらじと |
Z08_0147B07: | たてられし。その十方衆生の中には。男子も。女人も |
Z08_0147B08: | みなもらさず。を(イお)さめられたり。されば男子往生 |
Z08_0147B09: | すべくば。女人又往生すべし。なじかおなじ本願にの |
Z08_0147B10: | れる機の。ひとりはゆき。ひとりはと▲まるいはれあ |
Z08_0147B11: | らむ。(一五)そのうへ女性は。さはりをもければ。しゐ |
Z08_0147B12: | てもや。なをうたがはむとて。又第卅五の願に。とりわ |
Z08_0147B13: | き。女人を往生せしめんとちかはれたり。(一六)つら |
Z08_0147B14: | つらこれをおもふに。うちまかせては。えらびこそす |
Z08_0147B15: | てられまし物を。(一七)男子と〻もに。願ぜられたる |
Z08_0147B16: | だにも。ありがたきに。(一八)あまさ(剩)へ女人をば。 |
Z08_0147B17: | ねんごろにふた〻びまでちかはれたる。御慈悲のこ |
Z08_0147B18: | まやかさこそ。(一九)まめやかによろこびも。かなし |
Z08_0147B19: | みもあい(イひ)なかば(相半)なれ。(二〇)よく。つみふか |
Z08_0147B20: | き身なればこそ。返々は願ぜられたるらめと。おもふ |