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J3060 浄土宗史 本会 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J20_0695A01: 命ぜられたるは本宗最初の内地留學生なりき。次で
J20_0695A02: 明治三十二年九月荻原雲來が獨逸に留學を命ぜられ
J20_0695A03: たるは本宗海外留學生の嚆矢とす。爾後内地研究生
J20_0695A04: は絶えず養成せられしも。海外は渡邊海旭の獨逸。
J20_0695A05: 荻原得定の合衆國。概旭乘の暹羅に留學を命ぜられ
J20_0695A06: たる以後又其事なく。後には其費目をも削除せらる
J20_0695A07: るに至れり。
J20_0695A08: (五) 講習會
J20_0695A09: 上述學校以外にありて宗侶の學識を增進し。堪能
J20_0695A10: なる傳道師を養成するの目的を以て。種種の講習會
J20_0695A11: は私人或一宗として設立開催せられたり。
J20_0695A12: 淨土布敎會 明治廿三年三月吉岡呵成等發起協議
J20_0695A13: 員として設立に盡力し京都寺町天性寺に設立し。堀
J20_0695A14: 尾貫務等講師たり。廿六年第二公會の決議により一
J20_0695A15: 年の共立となり。六月三日淨土布敎講習會發布せら
J20_0695A16: るるに及び。益益隆盛に赴き多くの布敎者を輩出し
J20_0695A17: たりしが。三十一年敎學院の決議により。傳道講習
J20_0695B18: 院の東京に設立せらるるに及び其職能を之に讓れ
J20_0695B19: り。
J20_0695B20: 傳敎講習會 明治三十一年傳道講習院の設立せら
J20_0695B21: るるや。彼が高等布敎師の養成を目的とするに對し。
J20_0695B22: 尋常布敎師養成の目的を以て設けられたるものにし
J20_0695B23: て。同年七月十二日講習會規則發布せられ。宗乘餘
J20_0695B24: 乘練習の三目につき講習せしむるにあり。而して各
J20_0695B25: 大敎區毎歳二期に六十日づづ開催し六期を以て終了
J20_0695B26: とせり。
J20_0695B27: 傳敎講習支會 傳敎講習の普及と地方傳道の實を
J20_0695B28: 擧ぐる爲。講師を派遣巡囘せしめ便宜地方に開催せ
J20_0695B29: しむ。其講話は成るべく論題を用ゐ。期限は一回十
J20_0695B30: 日間とすること。明治三十九年五月廿一日の訓示の示
J20_0695B31: す所なり。
J20_0695B32: 高等講習會 宗義の蘊奧を究め敎範の成立に勉む
J20_0695B33: るを以て目的とし。毎歳一回以上十日間づづ宗學校
J20_0695B34: 所在地又は適宜の場所に開くべく。明治四十一年五

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