浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J20_0588A01: | 元和年中被成下候御條目不可違背候凡釋門之 |
J20_0588A02: | 徒者内外眞實にして名利を離るるを詮とす然に謟 |
J20_0588A03: | 曲にして實義等を失ひ華奢を好みて外を飾り作法正 |
J20_0588A04: | しからざる事は作事に懶うして世縁に奔走する故也 |
J20_0588A05: | 若學業を勵み行業を怠らざるときは其非をなすの暇 |
J20_0588A06: | なく又好みも有間敷候自今學徒は彌能化の指揮を仰 |
J20_0588A07: | ぎ學業を勵み宗要を究むべし可選法燈之器量は |
J20_0588A08: | 勿論縱ひ師跡相續すべき僧たり共怠慢なく修學し其 |
J20_0588A09: | 功を積て他を利益すべし寺院を帶する輩は專ら行業 |
J20_0588A10: | を修して怠ることなく内外相應に可被自利利他候 |
J20_0588A11: | 今度申渡條條左の如し |
J20_0588A12: | 一、法事齋會之事 若は他の請に赴き若は寺院に於 |
J20_0588A13: | て檀家より施會を設くること施主の志は皆是冥福を |
J20_0588A14: | 祈るを以て本とす然るに本院に於て相營候節偏に |
J20_0588A15: | 施主の饗應に心を盡し或は檀那用を表として不似 |
J20_0588A16: | 合事に僧を使ひ候の類宜からす候又或は施主より |
J20_0588A17: | 其具を贈り心に背き難きとても牌前へ酒など供し |
J20_0588B18: | 候事非法に候總て實義を失はざる樣に向後屹度 |
J20_0588B19: | 可相愼候且又雖爲施主の懇望齋會の饗應輕 |
J20_0588B20: | く致し若は他の請に赴き候砌も右之趣申諭し輕く |
J20_0588B21: | 爲相營可申候尤可爲禁酒施主之饗應に酒出 |
J20_0588B22: | し候とも不可過三献候入院嘉義等の饗應尚以 |
J20_0588B23: | 輕可仕事 |
J20_0588B24: | 一、説法敎化之事 元祖大師遺誡の箇條を守り律儀 |
J20_0588B25: | に應じ候樣に相勤むべし立新義奇怪の法を説 |
J20_0588B26: | く可らす候近來寺院建立に事よせ卑劣の勸化致 |
J20_0588B27: | す輩有之宗門之瑕瑾不過之候若無據事にて |
J20_0588B28: | 他の僧を賴み候はば門中へ相斷本寺許容之上は |
J20_0588B29: | 依其人體可有用捨候猥に他の僧を賴候に付 |
J20_0588B30: | 營活命之輩多く空しく佛經祖釋を擱き偏に事 |
J20_0588B31: | 狂言綺語妄莊愚夫耳誑惑世人之過甚重し向 |
J20_0588B32: | 後門中相互に急度可吟味事 |
J20_0588B33: | 一、五重血脈相傳之事 最是宗門之一大事にて縱令 |
J20_0588B34: | 學匠たりと雖其功を積て令相傳事に候對在家 |