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J3020 清浄華院誌要 清浄華院編 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J20_0361A01: ○五十四世知覺上人
J20_0361A02: 法蓮社蓮譽淨源脈譜云乘蓮社運譽と號す明和二年正月二十三日河
J20_0361A03: 越蓮馨寺より台命住職勅請晋董三月朔日江戸城内に
J20_0361A04: て繼目御禮同七日於柳之間御暇乞時服四肩拜領明和
J20_0361A05: 六年十二月京極宮後桂光院宮靈元天皇皇子民部卿親王尊牌安置の
J20_0361A06: 爲め白銀拾枚を賜はる安永五年閏五月隱退天明四年
J20_0361A07: 九月二日寂す
J20_0361A08: ○五十五世聖道大僧正
J20_0361A09: 信蓮社仰譽と號す天明元年六月結城弘經寺より台命
J20_0361A10: 住職勅請晋董同年五月八日六ツ時江戸御登城御成門にて御待合
J20_0361A11: 御供人數陸尺六人伴僧兩人侍兩人(羽織)對箱長抦草履取合羽駕籠三個松平周防守殿住職被仰付
J20_0361A12: 候增上寺大僧正前より以使僧銀貳枚昆布壹箱を呈
J20_0361A13: 上せらる七月廿八日六ツ時登城於白木書院内壹疊目
J20_0361A14: 御禮被仰上但七條御持參被成候献上之覺拾帖壹卷公
J20_0361A15: 方樣ヱ拾帖一卷若君樣ヱ御目見之節御披露御奏者安
J20_0361A16: 藤對馬守殿御取合松平右京太夫樣繼目御禮と御披露
J20_0361A17: 御座候八月三日御登城於柳之間御用番田沼主殿殿
J20_0361B18: 御暇被仰渡寺社は牧野豐前守安藤對馬守殿御取合也
J20_0361B19: 時服四白羽二重單物一於納戸茶さや單物一白晒帷子
J20_0361B20: 二御拜領但披露蓋にて六日五ツ半時本供にて阿州ヱ御出表
J20_0361B21: 門開申候同月廿日曉七ツ時御發駕宮宿より美濃路通
J20_0361B22: 行にて被致上京候二十日戸塚二十一日小田原廿二日
J20_0361B23: 沼津廿三日江尻廿四日金屋廿五日濱松廿六日赤坂廿
J20_0361B24: 七日宮廿八日墨俣廿九日鳥井本九月朔日愛知川二日
J20_0361B25: 八幡三日草津四日御入寺例格にて即刻松林院へ御入
J20_0361B26: 次に本殿大師前御拜禮畢而彌陀堂不動堂御廻參次に
J20_0361B27: 大方丈へ御入山内拜禮畢而一汁五菜之料理山内より
J20_0361B28: 献上以上轉昇記抄錄天明八申年諸堂類燒す寬政元年九月二十
J20_0361B29: 二日桃園天皇御母后開明門院姉小路實武卿の女於華頂山良正院薨御齡七十有三
J20_0361B30: を葬り奉る同年十一月三部假字鈔諺註の板木を購ふ
J20_0361B31: 代銀一貫九百目同年八月玄關庫裏座舖等の再建を計畵す同四
J20_0361B32: 年六月傳通院へ台命轉住其後知恩院へ晋山し大僧正
J20_0361B33: に任ぜられ享和元年九月十六日知恩院に於て寂す
J20_0361B34: ○五十六世知音上人

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