浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J20_0323A01: | 第六十二世孝譽上人謙蓮社現有と號す尾州の人幼に |
J20_0323A02: | して伊勢松坂樹敬寺梧雲和尚に就て得度し兩脉を |
J20_0323A03: | 縁山冠譽僧正に禀く明治廿年五月内務大臣の特命 |
J20_0323A04: | に依て入院同廿三年北野轉輪寺に隱退現在一宗管長職董華頂 |
J20_0323A05: | 第六十三世安譽上人綜蓮社貫務と號す尾州の人幼時 |
J20_0323A06: | 名古屋壽經寺に入て得度し縁山に修學す明治九年 |
J20_0323A07: | 淨華院を董し同廿年隱退同廿三年一宗公選に依て |
J20_0323A08: | 入院當山に竭す所甚だ多し同三十五年一宗公選に |
J20_0323A09: | 依て更に縁山に轉昇 |
J20_0323A10: | 第六十四世禀譽上人佛蓮社大承と號す豐前の人明治三十 |
J20_0323A11: | 五年一宗公選に依て京都大雲院より晋董同三十八 |
J20_0323A12: | 年隱退爾後振法錫於東西次爲朝鮮開敎總監大正二年春叙大僧正同年十一月四日寂於江州金剛寺壽六十七 |
J20_0323A13: | 第六十五世康譽上人君蓮社辨旭と號す江州安土の人 |
J20_0323A14: | 八幡願故寺に入て剃染し兩脉を縁山闡譽大僧正に |
J20_0323A15: | 禀く明治三十八年闔宗の推擧に依り長崎大音寺よ |
J20_0323A16: | り晋山現に一山を統理し布敎に虚日なし |
J20_0323A17: | ○第三 門葉 |
J20_0323B18: | 當山は源智上人以來代代の住持大に祖業を恢弘せし |
J20_0323B19: | 所あるべしと雖も古記寳什多くは應仁の兵火に失は |
J20_0323B20: | れ往事尋ぬるに由なし其後に於ては朝廷式微の時に |
J20_0323B21: | 當り當山住持恐懼赤誠を表し奉りしと云ふ嘉吉文安 |
J20_0323B22: | 以來屢次優渥なる綸旨を拜し大永以降敕請晋董の榮 |
J20_0323B23: | を蒙るもの所以なしとせず天正年間岌善岌洲上人等 |
J20_0323B24: | 諸國に巡化せられたるは宗法の興隆と聖恩に酬ゆる |
J20_0323B25: | の至誠を盡すにありしが如し當時の綸旨を拜し之を |
J20_0323B26: | 推するに難からず爾後の住持紹で弘法に努むこれが |
J20_0323B27: | ため門葉自ら諸州に繁衍し信徒漸く遐邇に加はるに |
J20_0323B28: | 至れり今其門葉弘布の狀を國別となさんに山城大和 |
J20_0323B29: | 河内和泉丹波播磨近江伊勢尾張三河遠江相摸武藏信 |
J20_0323B30: | 濃下野若狹越前越中越後羽後渡島及び日向の二十三 |
J20_0323B31: | ケ國に跨り門末寺院數二百七十ケ寺信徒總數九萬八 |
J20_0323B32: | 千百餘戸あり信徒講社の中重なるものは京都の知恩 |
J20_0323B33: | 敎社大阪八幡伏見滋賀の知恩敎會とす |
J20_0323B34: | ○第四 結構 |