ウィンドウを閉じる

J2930 結城弘経寺志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J20_0137A01: 末流遠近
J20_0137A02: 下野國都賀郡栃木三汲山天光院近龍寺
J20_0137A03: 開山本蓮社良懷岌念上人 應永廿八丑年開基
J20_0137A04: 良榮上人弟子なり皆川稱念寺にて文安二年十二月七
J20_0137A05: 日寂と云始下野國小藥の稱念寺を開き次に當寺を起
J20_0137A06: 立し後又皆川稱念寺を開基す當寺始は知恩院末なり
J20_0137A07: 縁山業譽上人の時八州の内檀林にちかき寺院は悉く
J20_0137A08: 其檀林の可爲末との時に當山に隷すこれ檀林繁榮の
J20_0137A09: 爲且は縁山よりは遠境にて觸傳等勞あるが故なり但
J20_0137A10: し御由緖厚く又は宗門にて古來の祖席又は檀縁格別
J20_0137A11: たる等は左に及はず
J20_0137A12: 同都賀郡皆川庄城内村廣康(家トモ)山德蓮院照光寺
J20_0137A13: 皆川山城守廣康法號を以て稱念寺と(寺記照光寺)名
J20_0137A14: 佛供料七石三斗九升七合寄附
J20_0137A15: 開山本蓮社良懷上人は栃木近龍寺と同師なり廣康か
J20_0137A16: つて神祖報恩のため淸玄院に御位牌を被立置之上茶
J20_0137A17: 湯料永代寄附あり始は知恩末也近龍寺と同時改本山
J20_0137B18: 同河内郡中里金林山松雲院龍門寺
J20_0137B19: 開山鎭譽祖洞上人飯沼一世永正年中起立丹後の人初
J20_0137B20: 禪宗此師より宗門の法衣改裁ありと云ふ
J20_0137B21: △末寺 同郡立伏村遍照山攝取院光明寺
J20_0137B22: 開山長蓮社良久傳説上人寬永十六年卯三月起立
J20_0137B23: 同鹽谷郡氏家鹽谷山地藏院西導寺
J20_0137B24: 開山笈蓮社專譽上人洛陽知恩寺笈洲上人の弟子と云
J20_0137B25: 上人上杉家の請により越後出羽等の方へ遊化の時弟
J20_0137B26: 子數人又諸所に宗風を弘通ありしかは寺院を建立あ
J20_0137B27: りしも數多なりと云
J20_0137B28: 同河内郡今里村權智山長壽院眞諦寺
J20_0137B29: 開山頓蓮社乘譽圓諦上(體トモ)人慶長元年起立始禪宗也元和
J20_0137B30: 七酉年正月二十五日寂七十五才二世名越流良覺にて
J20_0137B31: 當寺より小倉延壽寺末關白の照明寺へ移轉三世は禪
J20_0137B32: 宗にて泉岳と名け宇都宮成高寺の未寺冬室の龍昌寺
J20_0137B33: へ移四世故園白旗川崎村龍泉寺末木畑專慶寺へ移住右
J20_0137B34: 四代の間は淨德寺と云ふ小寺なり五世名越派良然此

ウィンドウを閉じる