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J2890 鴻巣勝願寺志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J20_0033A01: ては高き位を得る習ひ唐にも桂を折るためしあれ
J20_0033A02: ば僧俗に通して規摸とするによりて天が下をしづ
J20_0033A03: めたまふ先將軍家康公御歸依のあまり信心深き紫
J20_0033A04: の衣ゆるさるる勅もかなとおぼしよりぬる事ども
J20_0033A05: を宗旨をあかめ道をまもり給ふならし八月十日あ
J20_0033A06: まりのころ禁闕にまうでし序にことのよしうちう
J20_0033A07: ちに奏しければ御けしきよろしくさはる事なくて
J20_0033A08: あまつさへ叡感のあまりに御狂歌の御製ありて宸
J20_0033A09: 筆を染られゆくりなくいださせ給へり
J20_0033A10: いに紫衣の寺のゆかりをいろにまであらはしき
J20_0033A11: ぬとねかふ門跡時にあたりてのめいぼく長老の身
J20_0033A12: につみてかしこき御めぐみあるましきこととなん
J20_0033A13: 覺え侍りあまた度拜吟してまかり申さんとするに
J20_0033A14: はかなきことの葉なりともつらね侍るへきよし仰辭
J20_0033A15: するところなきゆへおほかなる文字を書て叡覽に
J20_0033A16: 備へたてまつるものなり
J20_0033A17: 淺からぬねかいの色を紫の
J20_0033B18: 雲井にかへるあさのは衣 尊政
J20_0033B19: 慶長十一年九月二日 准三后(花押)
J20_0033B20: 後陽成院御製御宸筆 一幅
J20_0033B21: 紫衣綸旨
J20_0033B22: 知恩院末寺勝願寺住持着紫衣令參内宜奉祈 寶祚
J20_0033B23: 延長者依 天氣執達如件
J20_0033B24: 慶長十一年八月廿三日 頭右中辨(花押)
J20_0033B25: 聰蓮社圓譽上人御房
J20_0033B26:
J20_0033B27: 着紫衣令參 内宜奉祈寶祚延長者依 天氣執達如
J20_0033B28:
J20_0033B29: 寬永十八年十一月十五日 左大辨
J20_0033B30: 知恩院末寺勝願寺住持日譽上人御房
J20_0033B31: (裏ニ左大辨宣順)
J20_0033B32:
J20_0033B33: (同文言)
J20_0033B34: 元和五年十二月十五日 左少辨(花押)時長

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