浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J20_0033A01: | ては高き位を得る習ひ唐にも桂を折るためしあれ |
J20_0033A02: | ば僧俗に通して規摸とするによりて天が下をしづ |
J20_0033A03: | めたまふ先將軍家康公御歸依のあまり信心深き紫 |
J20_0033A04: | の衣ゆるさるる勅もかなとおぼしよりぬる事ども |
J20_0033A05: | を宗旨をあかめ道をまもり給ふならし八月十日あ |
J20_0033A06: | まりのころ禁闕にまうでし序にことのよしうちう |
J20_0033A07: | ちに奏しければ御けしきよろしくさはる事なくて |
J20_0033A08: | あまつさへ叡感のあまりに御狂歌の御製ありて宸 |
J20_0033A09: | 筆を染られゆくりなくいださせ給へり |
J20_0033A10: | いに紫衣の寺のゆかりをいろにまであらはしき |
J20_0033A11: | ぬとねかふ門跡時にあたりてのめいぼく長老の身 |
J20_0033A12: | につみてかしこき御めぐみあるましきこととなん |
J20_0033A13: | 覺え侍りあまた度拜吟してまかり申さんとするに |
J20_0033A14: | はかなきことの葉なりともつらね侍るへきよし仰辭 |
J20_0033A15: | するところなきゆへおほかなる文字を書て叡覽に |
J20_0033A16: | 備へたてまつるものなり |
J20_0033A17: | 淺からぬねかいの色を紫の |
J20_0033B18: | 雲井にかへるあさのは衣 尊政 |
J20_0033B19: | 慶長十一年九月二日 准三后(花押) |
J20_0033B20: | 後陽成院御製御宸筆 一幅 |
J20_0033B21: | 紫衣綸旨 |
J20_0033B22: | 知恩院末寺勝願寺住持着紫衣令參内宜奉祈 寶祚 |
J20_0033B23: | 延長者依 天氣執達如件 |
J20_0033B24: | 慶長十一年八月廿三日 頭右中辨(花押) |
J20_0033B25: | 聰蓮社圓譽上人御房 |
J20_0033B26: | 同 |
J20_0033B27: | 着紫衣令參 内宜奉祈寶祚延長者依 天氣執達如 |
J20_0033B28: | 件 |
J20_0033B29: | 寬永十八年十一月十五日 左大辨 |
J20_0033B30: | 知恩院末寺勝願寺住持日譽上人御房 |
J20_0033B31: | (裏ニ左大辨宣順) |
J20_0033B32: | 同 |
J20_0033B33: | (同文言) |
J20_0033B34: | 元和五年十二月十五日 左少辨(花押)時長 |