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J2870 飯沼弘経寺志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0836A01: 不斷光院
J19_0836A02: しほりつる袖の涙は小車のめくりあひぬるけふ
J19_0836A03: の悲しさ 紹 益
J19_0836A04: 夢とのみ過し日數はけふに來て春にふたたひ袖
J19_0836A05: ぬらす哉 忠 重
J19_0836A06: 奉賡尊韻 貞 昌
J19_0836A07: 日移月往歳曰層追憶涙痕拭尚憎舊恨新然無處㨨
J19_0836A08: 終宵獨醒向殘灯
J19_0836A09: いつのまに送りきぬらん藤衣又きさらきのけふ
J19_0836A10: の悲しさ 景 親
J19_0836A11: あたに見し花はちりぬるこその春又もや咲と思
J19_0836A12: ふはかなさ 一 和
J19_0836A13: 奉和芳眞大姊一周忌之追悼尊句 安 意
J19_0836A14: 生死去來有孰應唯看傀儡弄于棚別愁和涙朦朧月
J19_0836A15: 了了心空挑一灯
J19_0836A16: 法印隆伯入道
J19_0836A17: かの實窓芳眞大姊ここち例ならす病床にふし
J19_0836B18: 日數をふる程に醫療を求め有驗の僧を尋ね祈
J19_0836B19: りかちしさまさまなせしかと常ならさる習ひ
J19_0836B20: 遁れかたく世を早ふせしを悲しみ人人歌奉る
J19_0836B21: に催され一首をつらね靈前に手向ものならし
J19_0836B22: 御佛の跡したひてやさかりなる花も散行二月の
J19_0836B23: そら
J19_0836B24: 惟新入道
J19_0836B25: 南か空にすみのほり行月影の名殘かすめる袖の
J19_0836B26: 雨哉
J19_0836B27: 無かしとて遠くはあらぬ跡なからありしにかは
J19_0836B28: る春の悲しさ
J19_0836B29: 阿たし野の名におふ草の根生さへもえ出る時に
J19_0836B30: 逢ぬる物哉
J19_0836B31: 彌ちしるへするや南の岸ならし凉しくさそふ船
J19_0836B32: のおひ風
J19_0836B33: 陀きのをと松の嵐も聲そへて身にしみまさる法
J19_0836B34: の塲哉

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