浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
J19_0835A01: | として入寂す遺躰平生に異ならす微笑異香あり三日 |
J19_0835A02: | の間遺躰を拜せしむると云 |
J19_0835A03: | ○淨蓮社純譽は肥前國人同人の弟子なり宗傳相承の |
J19_0835A04: | ため飯沼に下向し在學修練十餘年八世宣譽上人の座 |
J19_0835A05: | 下に三脉嗣法あり歸國後薩摩國不斷光院の四世中興 |
J19_0835A06: | として念佛の弘通貴賤に及ふ此時太守家久朝臣五六 |
J19_0835A07: | 度も入寺し五重戒脉を師より相傳あり又母公實窓芳 |
J19_0835A08: | 眞大姉の導師なり一周の時直筆にて追善の歌韻句を |
J19_0835A09: | 書光來の上師に送らる |
J19_0835A10: | 但し芳眞大姊は伊集院におさめ別に芳眞軒を建立 |
J19_0835A11: | ありされと道遠けれは當寺を以て位牌所とせられ |
J19_0835A12: | し也 |
J19_0835A13: | 歌 家 久 |
J19_0835A14: | あたなりと名にたつ花の盛さへ |
J19_0835A15: | 見はてぬ夢の世こそつらけれ |
J19_0835A16: | 此時芳眞の影佛阿彌陀如來並位牌は三原諸左衞門 |
J19_0835A17: | 承り細工奉行森喜左衞門へ申渡二月十三日より京 |
J19_0835B18: | 大佛師康嚴法印割始同四月九日影佛の身躰に家久 |
J19_0835B19: | 直判の證書を籠置六月廿二日入佛後開眼供養供物 |
J19_0835B20: | 嚴重一七日別時念佛中日に當り太守並内室共に參 |
J19_0835B21: | 詣飯を呈進す内室より打敷寄進あり廿八日願成な |
J19_0835B22: | り其のちは在國の節は必二月朔日參詣せらる |
J19_0835B23: | 右本尊身躰に被相籠證書 |
J19_0835B24: | 無量壽佛金軀一躰使七條大佛師康嚴彫刻焉以因 |
J19_0835B25: | 不斷光院之現住淨蓮社純譽上人奉寄附之仍爲現 |
J19_0835B26: | 世安穩後生善處也 |
J19_0835B27: | 慶長十三年四月九日 |
J19_0835B28: | 少將家久在判 |
J19_0835B29: | 又追善の句歌等 |
J19_0835B30: | 實窓芳眞大姊當一周忌別恨又新拭却涙痕候句書 |
J19_0835B31: | 之以呈和尚而述追悼云 葉盡孤村見夜灯 |
J19_0835B32: | ありかたき彌陀の敎をつとめ行 |
J19_0835B33: | 法のまとひは道しありけり |
J19_0835B34: | 慶長十三年二月朔日 家久公在判 |