浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J19_0758A01: | 全了代延寶五年十一月三日 |
J19_0758A02: | 淨鑑院殿御遺骨瑞龍山へ御改葬 |
J19_0758A03: | 淨鑑院樣隨意留山へ御引覺 |
J19_0758A04: | 延寶五年六月上旬 淨鑑院樣御遺骨其寺塚之内に有 |
J19_0758A05: | 之哉と御尋に付書記者無之候得共御塚に有之よし申 |
J19_0758A06: | 傳候と申上候依之始十月二十二日より御用人何方善 |
J19_0758A07: | 七御目付島村杢左衞門御普請奉行湊半太夫兩日に御 |
J19_0758A08: | 塚を堀崩し候處御火葬之灰及御骨も少少有之候に付 |
J19_0758A09: | 御骨を拾ひ取伊勢燒の壺に奉納夫を又箱に入御火 |
J19_0758A10: | 葬灰と一つに大長持に入其長持を寺の内陣に安置四 |
J19_0758A11: | 方に新白幕を張二十三日より霜月三日迄大番衆兩 |
J19_0758A12: | 人宛晝夜勤番有之三日夜寅刻御骨心光寺出立其節瑞 |
J19_0758A13: | 龍山迄御供致さる御譜代稻坂八郞左衞門を始十五六 |
J19_0758A14: | 人心光寺内陣にて拜禮申上られ御道中は全了御隨 |
J19_0758A15: | 從御譜代九人目付一人瑞意留山御葬穴へ奉籠御供御 |
J19_0758A16: | 先乘御留守居足輕頭佐野甚衞門大番頭橫山九衞門同 |
J19_0758A17: | 岡部次郞兵衞御使役近藤傳内御使役差引鹽澤治部衞 |
J19_0758B18: | 門御腰物番西郷監物五十人頭佐野四郞衞門御小姓望 |
J19_0758B19: | 月五之助御目付島村杢右衞門新番頭佐野勘兵衞惣跡 |
J19_0758B20: | 乘心光寺也と心光寺第九世宗蓮社勝譽全了爲後證書 |
J19_0758B21: | 留置本紙今猶筐中にあり |
J19_0758B22: | 常葉山圓淨寺由緖 |
J19_0758B23: | 寬永十一戌年水府城廓之内常葉山に威公 御代台德 |
J19_0758B24: | 院殿御靈屋を御造營被在御別當所として御靈屋の下 |
J19_0758B25: | に松榮山圓淨寺御創建常福寺十六世傳譽臺山上人を |
J19_0758B26: | 開山として代代兼帶寺とし供僧台松院瑞松院今改て長松院と云 |
J19_0758B27: | の貳ケ坊を被置常福寺支配と被定御靈屋料三百石 |
J19_0758B28: | 御寄附此内百石は爲御修復料除之二百石收納之其後者看主を差置長日勤仕修 |
J19_0758B29: | 行代として御供僧二ケ坊を支配せしめ御祥月並正七 |
J19_0758B30: | 月は方丈參殿御城下門中出勤す毎月の御代拜其外當 |
J19_0758B31: | 寺へ御用向等之儀は悉く看主にて爲濟作事其外公儀 |
J19_0758B32: | に拘りし願事之外はことことく向山役者の差圖を受 |
J19_0758B33: | 用へし惣寺務は向山常福寺方丈なり故に別に世代を |
J19_0758B34: | 不立 |