ウィンドウを閉じる

J2850 小石川伝通院志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0666A01: 丈より忍ひ出られ開山堂の厨子の下にうつくまり居
J19_0666A02: られかの童僧か聲にてここかしれぬここかしれぬと
J19_0666A03: 云ける時小僧よ其所はしれましわれも作文せしかと
J19_0666A04: 分明ならさりし昔の事なれは誰にとはんも便りなし
J19_0666A05: たた念佛して淨土に往生し阿彌陀佛にとひ奉り觀音
J19_0666A06: 勢至に義理を伺はんこそあらまほしと答へられし時
J19_0666A07: かの小僧少時かんかへしやうにていかさま作り給ひ
J19_0666A08: し開山上人さへわかり給はぬとあれは我等か及ふべ
J19_0666A09: きにあらすとて消行しにや夫よりは出る事なし全く
J19_0666A10: 祐天大和尚の方便説化より多年の迷魂得脱せしそか
J19_0666A11: しこけれ檀林所にはかかる事むかしはあまたありと
J19_0666A12: て小金東漸寺にもかかる僧ありて法問の時不審を申
J19_0666A13: かけられ答ふる及はす法問の席にてうつふしのまま
J19_0666A14: にていのち終れるありと云
J19_0666A15: 又云第二におまん畑也是は今に草もはえす六尺計惣
J19_0666A16: 卵塔の中にあり元祿の比の事とかやおまんといへる
J19_0666A17: 西國筑後の某の所の娘にて當山へ下向の僧に戀慕し
J19_0666B18: て娘命をすて首を所化申うけ來り毎夜化生して物語
J19_0666B19: せしを寮主あやしみて其始末を尋ねあつく回向せし
J19_0666B20: 所といふ
J19_0666B21: 院寮列名
J19_0666B22: 文政五年當山東西の谷學寮主の名
J19_0666B23: 迪應 顯秀 天察 酉雅 舜冏 空光 法隨
J19_0666B24: 玄猷 大道 大基 麗海 圓澄 淨嚴 順廸
J19_0666B25: 玄順 順應 宣順
J19_0666B26: 右學寮の中に大衆凡八九百人の標名ありと云常在は
J19_0666B27: 百にもみつへからす寺院に隨身等又は田舍遊修もあ
J19_0666B28:
J19_0666B29: 別院 處靜院 景久院 法藏院
J19_0666B30: 法藏院開基好蓮社津譽義廓二世運蓮社靈譽單無三世
J19_0666B31: 寶蓮社輪譽廓龍下略不斷念佛開基施主藏田氏法藏院
J19_0666B32: 念譽愚德宗專居士莊嚴院光譽正心淸壽法尼此外河野
J19_0666B33: 通德因是等の墓あり
J19_0666B34: 瑞眞院 甚蓮社 門蓮社 大佛堂

ウィンドウを閉じる