浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J19_0657A01: | て同法了的とともに南都に至り法相宗を學ひ東大興 |
J19_0657A02: | 福等の制條を禀得せしかは此御法會の時上へ奏達し |
J19_0657A03: | 是まて宗門の法服制度天台に類せしかば改めて莊嚴 |
J19_0657A04: | 服紗の二衣五五九七五の袈裟を新裁し宗門永世の規 |
J19_0657A05: | 格を正す |
J19_0657A06: | 是より先法服は飯沼弘經寺にて鎭譽祖洞上人より |
J19_0657A07: | 起り又廬山の派末泉堺旭蓮社澄圓菩薩の制等あり |
J19_0657A08: | といへとも國郡により一致ならす己隨によりて或 |
J19_0657A09: | は禪衣或は台衣或は淺黑鼠壞色等なりしを今度御 |
J19_0657A10: | 法會の新裁より永く一宗の法服と規定せる事二師 |
J19_0657A11: | の功榮と謂へし |
J19_0657A12: | 元和八年三縁山の貫主に移職ありて定譽隨波大和尚 |
J19_0657A13: | 當山を管攝せらるるに及ひ翌九年三月廿九日永賜紫 |
J19_0657A14: | 衣の鳳詔あり是猶大將軍の奏聞に起り禁闕の評許也 |
J19_0657A15: | これより以後三縁山に亞職として御代代御菩提所と |
J19_0657A16: | なりて御入棺の尊儀少からす御法諱等末に出之 |
J19_0657A17: | されは當山は聖冏上人の結庵にもとつきて國師の奏 |
J19_0657B18: | 請に再營仰出され廓山の才德に守張して永く宗門の |
J19_0657B19: | 大刹となる事凡慮の及ふへからさる所はひとへに佛 |
J19_0657B20: | 天の冥祐感應道交の大道塲と謂つべし |
J19_0657B21: | 慶長十七年八月三日科注法華經を僧廓山に賜ふと |
J19_0657B22: | 古記に見えけるも當山住務中駿府に出仕ありし時 |
J19_0657B23: | なり又同十九年四月五日淨土宗西福寺の長老撰擇 |
J19_0657B24: | 集二卷を献すすなはち於御前讀しめらると本光日 |
J19_0657B25: | 記等に見えたるは今淺草西福寺開山貞譽了傳なり |
J19_0657B26: | 其時も廓山同道なり |
J19_0657B27: | 廓山當山住務の中國師の指揮により寺門には留守看 |
J19_0657B28: | 職を立て浪華御陣に供奉等の事あり駿府政事錄等に |
J19_0657B29: | 委出猶又予か三縁山志の中歷代高德の條に出すか故 |
J19_0657B30: | に玆に略す |
J19_0657B31: | 寶祕錄云慶長十三年九月廿三日内府樣傳通院へ御 |
J19_0657B32: | 參詣是迄此寺に住持もおかれす增上寺方丈よりか |
J19_0657B33: | け持なり恕念忍の住人と申道心者留守を承れり寺 |
J19_0657B34: | 領三百石かの寺の邊にて賜れり談林となれり然る |