浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J19_0632A01: | 置の靈像なり漂泊の地を善導塚と名く此銅像はか |
J19_0632A02: | の像をうつせしなり |
J19_0632A03: | 千躰地藏堂 總門を入り右にあり |
J19_0632A04: | 龍燈松 天照山の上にあり |
J19_0632A05: | 傳云深譽上人代より毎年十一月傳法の夜龍神燈明 |
J19_0632A06: | を献す又一説に近年義譽上人の時とも云道俗見聞 |
J19_0632A07: | するもの少からず |
J19_0632A08: | 經時墓 天照山の半腹歷世庿所の入口中程一丘に在 |
J19_0632A09: | 五輪苔むして牌面に蓮華寺殿安樂大禪定門と題す |
J19_0632A10: | 是當山開基大檀那なり |
J19_0632A11: | 龍宮窟 南谷内藤家廟所の南に有り |
J19_0632A12: | 義譽上人龍宮城へ齋會に請せられ給ふごとに此窟 |
J19_0632A13: | に入せけるとぞ其深き事しる者なし予寬政の末當 |
J19_0632A14: | 山に傳法ののち四五輩の僧とともに窟源を尋究せ |
J19_0632A15: | はやと松明にて入事三丁頻りに生魚の氣起り寒氣 |
J19_0632A16: | 冷然暗黑行先をしらされば松光のたち消ん事を慮 |
J19_0632A17: | り行先のかきりなきに怖れ怪頭前後にいそかれて |
J19_0632B18: | 立出其方角南東につつきて出後其外境を思ふに實 |
J19_0632B19: | に海面二丁余に及べりもし此穴底をつくさばかの |
J19_0632B20: | 仁田四郞のたぐひなるへき歟 |
J19_0632B21: | 内藤家廟所 山門の右の方南の方にあり |
J19_0632B22: | 日向延岡城主内藤備後守陸奧湯長井領主内藤主殿 |
J19_0632B23: | 頭兩家先祖忠興以後悉く葬墳所とす靈屋に阿彌陀 |
J19_0632B24: | 佛一條院御宇佛師僧綱の任始祖佛師定朝が作也朝が事下草集古事談に出如意輪觀音の像を安 |
J19_0632B25: | 置す |
J19_0632B26: | 諸武家廟所 旗下衆の諸家新庄氏を始め數多ありこ |
J19_0632B27: | こに略す |
J19_0632B28: | 記主水 山上より彌陀堂の廊下の下へ流出 |
J19_0632B29: | 傳云記主此水を以墨硯に用ひ諸疏記を述作ありと |
J19_0632B30: | ぞ |
J19_0632B31: | 寶庫 天照山間の平所にたつ代代文庫にて文書器物 |
J19_0632B32: | を貯收此地山間の平坦二丁に一丁余有之若本堂彌 |
J19_0632B33: | 陀堂の内を此所に建列ねば建長圓覺の大伽藍に彷 |
J19_0632B34: | 彿たるへきを淨家の伽藍とにも角にも造摸俗間に |