浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
J19_0584A01: | 例言 |
J19_0584A02: | 一此篇は前篇十卷に脱漏せる事蹟古文書等を拾ひ別 |
J19_0584A03: | に雜部を合せ前後し一凖にわかたす若不審に及時 |
J19_0584A04: | は前篇を校照し異同を勘考せは疑氷忽解へし |
J19_0584A05: | 一會下の學生を擧るは史記に世家あるかことししか |
J19_0584A06: | りとて開基以來悉く擧にはあらす智行勝れ戒德み |
J19_0584A07: | ちて四遠に其名の高きのみを記す四百餘年三千の |
J19_0584A08: | 大衆數を以てせは五十萬餘人にあまれり今唯數百 |
J19_0584A09: | 人を撰擧せるは九牛か一毛なり是みな諸傳に載る |
J19_0584A10: | 所古記にあつめし中を略出せる也前篇にも出せる |
J19_0584A11: | ことく珂碩珂憶貞極文雄德本等の如き彥哲なりと |
J19_0584A12: | いへとも傳を出さるるは皆他山に法芽を增長せし |
J19_0584A13: | めしが故也今十科に德行を定るは四朝高僧傳元亨 |
J19_0584A14: | 釋書等に依憑せりとしるへし |
J19_0584A15: | 一四ケ本山は一宗の本所法源の歸趣殊に貫主は皆縁 |
J19_0584A16: | 山より昇進あるを以載へしといへとも別に本山志 |
J19_0584A17: | 十卷を編述すべきを以唯歷代の名のみ等を玆にの |
J19_0584B18: | せ委詳に及しめす |
J19_0584B19: | 一十八檀林は神祖の御評制として御當山又其隨一也 |
J19_0584B20: | 殊に代代の能化皆縁山より撰擧あるを以委出すへ |
J19_0584B21: | けれと別に檀林志十卷を撰編すへきを以悉略す |
J19_0584B22: | 一往世より御當家御由緖あるを以常紫衣に仰付られ |
J19_0584B23: | し寺院又は御由緖ありて粗格錄あるはまれに出す |
J19_0584B24: | 本朝の寺院大地なるを悉く出すといふにはあらす |
J19_0584B25: | 一御門室比丘尼御所法尼官寺等は縁山に由緖なし唯 |
J19_0584B26: | 吉水大師の末流を汲給ふか故に宗徒に其御流の御 |
J19_0584B27: | 系をしらしめんか爲に附錄に略出し審詳にいたら |
J19_0584B28: | しめす |
J19_0584B29: | 一西山流義官寺の分御朱印御改又納經拜禮等に出仕 |
J19_0584B30: | の時は必當山に執達を述るを以て是又四派の正庶 |
J19_0584B31: | 等並官寺の分をあけて其本山檀林等をしらしむ |
J19_0584B32: | 一時宗十二流はもと西山の支流なり正しく大師の餘 |
J19_0584B33: | 澤にあづかるをもて其流系等を出して同和の本末 |
J19_0584B34: | をしらしむ |