浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J19_0583A01: | 述數十部にをよへり其中に先に縁山志前編十卷をあ |
J19_0583A02: | らはして世に梓行すこのころ又其續編十卷を述作し |
J19_0583A03: | てさきにもれし事ともつまひらかに書記して一山の |
J19_0583A04: | 盛事宗門の興隆本支分流遠近異派掌にみるか如し世 |
J19_0583A05: | にいまたかく詳にして盡せる書ある事を聞す猶をひ |
J19_0583A06: | つきに附錄遺考なと物せらるるよし也このはしか |
J19_0583A07: | きせよともとめらるるにそやつかれ出家の身ならね |
J19_0583A08: | はもとより宗制の範規をわいため侍らねともただ上 |
J19_0583A09: | 人の才たくみにして能その行を勵みて世の物しり |
J19_0583A10: | たちのたちをよふへくもあらぬ事をもよくしり給へ |
J19_0583A11: | る事をめつるあまり此いさをしのなれる事を深くよ |
J19_0583A12: | ろこひていささかしるしつけ侍りぬ文政三年十二月 |
J19_0583A13: | 帒翁 |
J19_0583A14: | 書三縁山志後 |
J19_0583A15: | 縁山北谷沙門攝門師因田吉正而求見焉余固聞師之名 |
J19_0583A16: | 聲則云不敢請耳固所願也及師扣我門則一見知師之不 |
J19_0583A17: | 凡師云我山與東叡同 國家廟廊之所在而未有其誌豈 |
J19_0583B18: | 不一欠事乎苾蒭憂其如斯竊起稿以爲編不日將上木余 |
J19_0583B19: | 壯其志爾來結方外之交花前月下麗日雨夜來往數回愈 |
J19_0583B20: | 知師之高志無幾師贈山志前編一帙余受讀之其爲書也 |
J19_0583B21: | 在縁山則爲不朽之記錄在 國家則可以充地誌之材料 |
J19_0583B22: | 矣今將以後編數卷再壽梓也師來需余之書一言於後余 |
J19_0583B23: | 固非能文者師亦所知也而懇求不止者盖師意只以余與 |
J19_0583B24: | 國家風土記編集之事將以取一言之證也豈可辭乎因 |
J19_0583B25: | 書以贈焉至若師豪邁之資筆研之勤則諸君子之序言業 |
J19_0583B26: | 已盡之此不復贅文政己卯歳除白水阮乞衲識 |