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J2830 続三縁山志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0583A01: 述數十部にをよへり其中に先に縁山志前編十卷をあ
J19_0583A02: らはして世に梓行すこのころ又其續編十卷を述作し
J19_0583A03: てさきにもれし事ともつまひらかに書記して一山の
J19_0583A04: 盛事宗門の興隆本支分流遠近異派掌にみるか如し世
J19_0583A05: にいまたかく詳にして盡せる書ある事を聞す猶をひ
J19_0583A06: つきに附錄遺考なと物せらるるよし也このはしか
J19_0583A07: きせよともとめらるるにそやつかれ出家の身ならね
J19_0583A08: はもとより宗制の範規をわいため侍らねともただ上
J19_0583A09: 人の才たくみにして能その行を勵みて世の物しり
J19_0583A10: たちのたちをよふへくもあらぬ事をもよくしり給へ
J19_0583A11: る事をめつるあまり此いさをしのなれる事を深くよ
J19_0583A12: ろこひていささかしるしつけ侍りぬ文政三年十二月
J19_0583A13: 帒翁
J19_0583A14: 書三縁山志後
J19_0583A15: 縁山北谷沙門攝門師因田吉正而求見焉余固聞師之名
J19_0583A16: 聲則云不敢請耳固所願也及師扣我門則一見知師之不
J19_0583A17: 凡師云我山與東叡同 國家廟廊之所在而未有其誌豈
J19_0583B18: 不一欠事乎苾蒭憂其如斯竊起稿以爲編不日將上木余
J19_0583B19: 壯其志爾來結方外之交花前月下麗日雨夜來往數回愈
J19_0583B20: 知師之高志無幾師贈山志前編一帙余受讀之其爲書也
J19_0583B21: 在縁山則爲不朽之記錄在 國家則可以充地誌之材料
J19_0583B22: 矣今將以後編數卷再壽梓也師來需余之書一言於後余
J19_0583B23: 固非能文者師亦所知也而懇求不止者盖師意只以余與
J19_0583B24: 國家風土記編集之事將以取一言之證也豈可辭乎因
J19_0583B25: 書以贈焉至若師豪邁之資筆研之勤則諸君子之序言業
J19_0583B26: 已盡之此不復贅文政己卯歳除白水阮乞衲識

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