浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
J19_0568A01: | かりはらはせられざりしとかや |
J19_0568A02: | 斜徑散步 |
J19_0568A03: | 北に西に杉の村立しげみける下がけに草百種生 |
J19_0568A04: | そひて春秋に咲出るおのが色いろの花にをく露 |
J19_0568A05: | の玉さかにとひ來ん人の袖にたははなりけれ山 |
J19_0568A06: | 主隱座の時は苅拂ひもすらめこのころはただみ |
J19_0568A07: | どりの下がげいとど物さびて幽夕閑曉思ひやら |
J19_0568A08: | るる事限りなし天陽院普談の歌とて |
J19_0568A09: | 百くさをわけくる人のあとまでも |
J19_0568A10: | みどりにつつむ杉の下みち |
J19_0568A11: | わくらはにとひ見れは人中にさなから仙窟をう |
J19_0568A12: | つせるにやとおもはれ塵思たたちにたちて緩步 |
J19_0568A13: | かへさをおもはず |
J19_0568A14: | 垂絲綻花 |
J19_0568A15: | 常憲院殿ならせ給ひ法談を聞せさせられしあと |
J19_0568A16: | にて此櫻の技に御詠などありて其比は時めきて |
J19_0568A17: | 人もめでつつ花の陰に春風たちてののちは詩歌 |
J19_0568B18: | の短册色紙など緇素ともにもてはやせしとなむ |
J19_0568B19: | 又桂昌院殿御入の時は此樹のかけにて歌よませ |
J19_0568B20: | られ官女侍尼皆醉裏にたたずみ法音の妙縁をむ |
J19_0568B21: | すび安養の行樹を觀想ありしとなむ近き比妙譽 |
J19_0568B22: | 大僧正うつらせられし時も猶官女あまたとひま |
J19_0568B23: | いらせ此樹下にて法の歌とも讀れしも有しとぞ |
J19_0568B24: | 山井淸澄 |
J19_0568B25: | 此地もとより高く井水又たぐひなし本譽上人開 |
J19_0568B26: | 基あられし時穿て便井とせらる今猶數十丈なか |
J19_0568B27: | ごろ嵓穴にして木圍を用ひず |
J19_0568B28: | 氷川鎭祠 |
J19_0568B29: | 麻布は氷川社の産子なり故に本譽公開基の時産 |
J19_0568B30: | 鎭とせらる憲廟桂君ともに入御のたびに法樂を |
J19_0568B31: | ささげ供物を備へさせ給へり今は年ふりて叢社 |
J19_0568B32: | そのかみの俤をのこせり |
J19_0568B33: | 秋園芳草 |
J19_0568B34: | 證譽大僧正は詩文を好み賦興を般舟のいとまに |