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J2820 三縁山志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0522A01: ち置れし三〓をもとめ辭世の一偈一首をみつから筆
J19_0522A02: をとりて
J19_0522A03: 久貯旅資感迎華。十萬億土豈爲賖。低昻頭首隔
J19_0522A04: 淨穢。二尊遣喚入佛家。
J19_0522A05: 古郷へかへるさうれしけふこそは
J19_0522A06: みのりの花のむかひきにけり
J19_0522A07: としるし端座合掌し十念の聲はててのち猶舌頭の微
J19_0522A08: 音ありしかと立よりうかかふにはや遷化あり春秋七
J19_0522A09: 十九法臘六十五在職八年なり師平生書を好み續閲怠
J19_0522A10: る事なし大藏五千余卷を轉解し内外神光を博通し仁
J19_0522A11: 慈具足して孤寡を哀憐し柔順默知にして衆敬を厚く
J19_0522A12: し己を儉省して徒をめくみ給ひしかは始鴻巢に衆を
J19_0522A13: 領撫より縁山に貫職の終まて一山和順し德を仰き化
J19_0522A14: に順す實に上古を究暢し末世を鑑知の良匠と謂へし
J19_0522A15: 其卓量才解衆人の評する所にあらず甞て『現騰錄』六
J19_0522A16: 十卷を著述し法問の秘薀とせらる門下皆此育解にふ
J19_0522A17: くし末徒其たまものを受用せり其外平生の集記傳抄
J19_0522B18: みづから今古を討論揩定の數卷あり在心室の庫中に
J19_0522B19: 含收して法流の裔子遙に宗恩の無窮を仰く
J19_0522B20: 讃云祝融奈天數輪奐復舊時寵遇若個積德可以知
J19_0522B21:
J19_0522B22: 觀智國師 聞諦衍蓮社團譽 駿府寶臺院 從今師廓瑩師迄ハ出惣系譜中故不列系 智童天蓮社登譽志白縁山十九主如本傳 智鑑信蓮社玄譽忠阿寂照 蓮馨寺弘經寺 光明寺 花頂山三十六主 勢州山田寂照寺開山 延寶六年三月六日遷化 春岳念蓮社專譽一故 館林善導寺 新田大光院傳通院 貞享三年九月十五日寂 觀禪然蓮社天譽 知辨燈蓮社傳譽駿府實相寺 廓瑩光蓮社明譽遊安 靈山寺中與賜紫常福寺 述指麾抄五十卷安樂集抄五卷元祿八年正月十日化 寂仙心蓮社熏譽 幡隨院 賜紫金戒光明寺 博解宏才著光明記二原人論續解序等 元祿十七ノ正月十七日寂 瑩派廓蓮社恢譽光阿遍照 岩付淨國寺 賜紫天德寺寬保二戌九月二十五日化 述論注記抄三卷 靈海精蓮社進譽 宦長法蓮社善譽駒込常德寺 順亮法譽天德寺中光學院

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