浄土宗全書を検索する
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| 巻＿頁段行 | 本文 |
|---|---|
| J19_0515A01: | ど稱名怠りなく十二月三日諸弟子に顧命して云く山 |
| J19_0515A02: | 林に避遁し堵室に靜處する事固よりの進修也しかり |
| J19_0515A03: | といへども法幢をたて法輪を轉ずるは扶宗護法の故 |
| J19_0515A04: | なり汝等身心を策勵し愼て宗法を護衞せよと念佛す |
| J19_0515A05: | る事數刻酉の刻に至て頭北面西にして安祥として寂 |
| J19_0515A06: | す春秋八十四法臘七十年遺弟葬儀を行ふに僧俗會葬 |
| J19_0515A07: | する者千餘人路次拜瞻するもの雲集し縁山より目黑 |
| J19_0515A08: | 闍維所に至るに絡繹としてたへず平日の撰書『明燈 |
| J19_0515A09: | 章』一卷『師子絃』十卷『倶舍講林折條』數卷『論注 |
| J19_0515A10: | 眼髓』等其餘雜著甚多し |
| J19_0515A11: | 讃曰至矣哉無爲之德譬如虚空之以無礙無不包 |
| J19_0515A12: | 容天地之以無爲無不化育也僧正天性眞率雅令 |
| J19_0515A13: | 慈仁寬容與物無諍則禽羽懷德祥瑞頻降所在隨應 |
| J19_0515A14: | 變化無所拘繫居下不怨居上不尤素富貴行乎 |
| J19_0515A15: | 富貴素貧賤行乎貧賤無入而不自得焉雖居天 |
| J19_0515A16: | 下所尊而不挾以矯正己守素而無所求常居無爲虚心 |
| J19_0515A17: | 以俟物物翼載而風化衆樂推而不厭宜其完美克有終也 |
| J19_0515B18: | 至矣哉盛德大業想當今遊泥洹之境以此無爲之德次於 |
| J19_0515B19: | 彼無爲之道矣其初建法幢於小金時縁山貫主尊譽僧正賀贈以次於無爲之法規從此轉進以至縁山凖其法規四轉法輪 |
| J19_0515B20: | 右は安永二巳年十二月法孫在心後住知恩院任大僧正の著撰の傳 |
| J19_0515B21: | 記の中を抄出す |
| J19_0515B22: | 定月上人住小金東漸寺賦此奉送 |
| J19_0515B23: | 服元喬『文集』三篇三 |
| J19_0515B24: | 三千社首自分明更躡名藍主法盟大寶林懸行果滿 |
| J19_0515B25: | 小金郷逐步蓮生諸天白日臨壇上初地靑山卓錫聲 |
| J19_0515B26: | 經歷東漸應不遠只期還到梵王城 |
| J19_0515B27: | 讃熏公云獅絃逐妖獸戒珠挑明燈護國高殿起尊容旭日升 |
| J19_0515B28: | 法麈麾龍象公政委股肱以師邦家歳二蓮二莖仍弄花麻 |
| J19_0515B29: | 谷圃觀月嶺南 未知又玄意德迹或可稱 |
| J19_0515B30: | 系 |
| J19_0515B31: | 義山花頂山入信院開祖 祖嚴 梁道東漸寺享保十六年六月廿九日寂 湛慧律師御室西方寺開祖 定月 系流は妙定院の所に出す凡御當山開創よりこのかた歷世貫首の法孫繁茂せる事今師の如きはあらず是德冥助に契和し智末機を照了のいたす所なるへき歟 貞信丁阿 |