浄土宗全書を検索する
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| 巻＿頁段行 | 本文 |
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| J19_0495A01: | して江漢故人稀と答へらる此は孟浩然が詩下は杜子美か句なり最興あり元祿元 |
| J19_0495A02: | 年四十七歳臘三十五東漸寺に住し同十二年弘經寺上席善導を越に轉す |
| J19_0495A03: | 同十三年傳通院慈雲上人光明寺意覺上人大光院門秀 |
| J19_0495A04: | 上人常福寺圓理上人を超越し五十九歳にして七月十 |
| J19_0495A05: | 日縁山に住任す同十四年五月廿一日師の奏達により |
| J19_0495A06: | 三河國高月院常紫衣を給ふ同十五年午九月六日大僧 |
| J19_0495A07: | 正に任せらる常に營中にめされ法問あり事は法問部に出づ同十 |
| J19_0495A08: | 年九月二日奏願により洛西獅子谷へ三十石を賜ひ十 |
| J19_0495A09: | 月十六日誓願寺に百五十石の加倍をたまふ寶永元 |
| J19_0495A10: | 申年四月明信院殿逝去御導師たりのち老疲により退 |
| J19_0495A11: | 休を願はれしかと許可なし十一月廿四日重て達願あ |
| J19_0495A12: | りしかは廿七日許免あり廿八日麻布にうつり閑棲す |
| J19_0495A13: | 此時猶貞譽大僧正現在あり同七年閏八月十八日世壽 |
| J19_0495A14: | 六十九法臘五十七にして遷化す『讃』云起臥雲上德聲 |
| J19_0495A15: | 遐聞毫端有靈出無盡雲 次韻雲臥上人『東遊草』廿二 |
| J19_0495A16: | 我自關西至君從雲外來法中稱領袖句裏挾風雷蓮國騰 |
| J19_0495A17: | 聲價講筵挺筆才掃空文字相萬象咲顏開 |
| J19_0495B18: | 第三十五世 然蓮社大僧正湛譽上人十即生門周初作秀 |
| J19_0495B19: | 大和尚 |
| J19_0495B20: | 江戸人慶安元子年三月麻布に生す父朝倉氏其先駿河 |
| J19_0495B21: | 殿の藩士たり府君落走の御時一族みな離散嚴制をう |
| J19_0495B22: | けしかは厭離の心忽ちきざし母につけてひそかに出 |
| J19_0495B23: | 塵をもとめ後益師大善大光に住するに隨從し宗戒の |
| J19_0495B24: | 禀傳禪密の敎相究了せすといふ事なし後耆席高階に |
| J19_0495B25: | いたりて大念寺に住し大光院に轉す傳通院をへて寶 |
| J19_0495B26: | 永元申年十一月廿九日年六十七にして縁山に貫主た |
| J19_0495B27: | り翌二酉年閏四月朔日大方丈より方丈向庫裏のこら |
| J19_0495B28: | す燒失す去月十八日入院法門として楞嚴の直心出離の算題を出さる或人云十八日は開山の諱日なり且は初ての安居也先つ |
| J19_0495B29: | 宗の依經を扱ひ給ひて他部は後日の所論ともすへき歟他部提擲の自負あるにや若災難やあらんと云云はたして閏四月朔日火災同月 |
| J19_0495B30: | 廿七日方丈并御裝束所早速の造營仰出され六反畑を |
| J19_0495B31: | 圍入又此時辨天を後へ引戸田采女正氏定朝臣人夫を |
| J19_0495B32: | 出さる同年六月廿二日一位大夫人逝去御葬事あり○洒 |
| J19_0495B33: | 水玄通可悅○鎖龕冏鑑○龕前疏見超○念誦（伴頭）欣説○大松明（二老）了鑑○起龕在圓○奠湯了圓○奠茶正眞○御位牌觀徹○小松明圓 |
| J19_0495B34: | 中○香爐慧元○御導師貞譽公同十月五日前後三位淸揚院殿の靈體を |