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J2820 三縁山志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0471A01: て其所を立退候半と致候間旦那とも申は御宗論被
J19_0471A02: 成法花宗の威勢をも御見せ候へといへは我も宗
J19_0471A03: 論望に候へとも何とそ淨土宗と宗論仕て 上樣ま
J19_0471A04: て法花宗に仕度存候間ケ樣之田舍僧とは宗論無用
J19_0471A05: と立退て上方え參る法花宗は尤と申千妙寺是を
J19_0471A06: 聞頓て道にて追詰法問を申掛候へは一字の返答に
J19_0471A07: 不能上方へにけ道にても致法談天台宗と致法問勝
J19_0471A08: 候由僞り尾州にて數日談儀を説諸宗を數多法花宗
J19_0471A09: に入其内に一文不通の旦那日經談儀を眞と思ひ
J19_0471A10: はき物に彌陀の名號を彫付法花宗は諸佛をかやう
J19_0471A11: に致しても不苦と申淨土宗是を見て大に咎め 上
J19_0471A12: 樣の御宗門なり是非上へ申達候て宗論可仕と使を
J19_0471A13: 立候へは日經云これそ内内望思ふ所也淨土宗に
J19_0471A14: 勝 上樣まて旦那に致し度存る處也よしなき淨土
J19_0471A15: 宗御用ひ候事笑止に思ふ處なり 上樣法花宗に御
J19_0471A16: 成候へは天下安全御子孫御繁昌なるへし何とぞ申
J19_0471A17: 上宗論致し候へと返答致す是より淨土宗集り可
J19_0471B18: 及法問とて駿府へ相詰候間日經も同宗の僧五
J19_0471B19: 人令同道駿河へ下る是は假初なから大切の法論
J19_0471B20: 也何とぞ扱に致し内證にて可相濟とて其比學匠
J19_0471B21: の聞へ有し足利の寒松中へ入扱候得とも日經勝
J19_0471B22: に乘不聞して法花宗と淨土宗可有法論由申寒
J19_0471B23: 松扱申儀無用と申猶以宗論の望有京都の法花宗に
J19_0471B24: 内内不可然由被申けれとも常樂院不用也
J19_0471B25: 十月十五日
J19_0471B26: 於江戸御城淨土法華宗論有之
J19_0471B27: 淨土宗所化衆の中廓山と云僧を被出相計彼廓山問
J19_0471B28: 云五乘齊入の大形は三佛同證の所説如何是三經
J19_0471B29: 無得道之意趣カ法花宗第一の常樂院屈するか又不
J19_0471B30: 相應の相手と存る歟爲儀兵由存る歟稱發病之由今
J19_0471B31: 平臥更無返答廓山進て曰前問往來及返答重て下
J19_0471B32: 一問汝か義門擧て四十餘年未顯眞實之一句に惑
J19_0471B33: 執て尋常賾吐突言家之爲秘賾依之令會如來之正
J19_0471B34: 法破私曲之邪義夫未顯眞實の一文は法華使者

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