浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J19_0471A01: | て其所を立退候半と致候間旦那とも申は御宗論被 |
J19_0471A02: | 成法花宗の威勢をも御見せ候へといへは我も宗 |
J19_0471A03: | 論望に候へとも何とそ淨土宗と宗論仕て 上樣ま |
J19_0471A04: | て法花宗に仕度存候間ケ樣之田舍僧とは宗論無用 |
J19_0471A05: | と立退て上方え參る法花宗は尤と申千妙寺是を |
J19_0471A06: | 聞頓て道にて追詰法問を申掛候へは一字の返答に |
J19_0471A07: | 不能上方へにけ道にても致法談天台宗と致法問勝 |
J19_0471A08: | 候由僞り尾州にて數日談儀を説諸宗を數多法花宗 |
J19_0471A09: | に入其内に一文不通の旦那日經談儀を眞と思ひ |
J19_0471A10: | はき物に彌陀の名號を彫付法花宗は諸佛をかやう |
J19_0471A11: | に致しても不苦と申淨土宗是を見て大に咎め 上 |
J19_0471A12: | 樣の御宗門なり是非上へ申達候て宗論可仕と使を |
J19_0471A13: | 立候へは日經云これそ内内望思ふ所也淨土宗に |
J19_0471A14: | 勝 上樣まて旦那に致し度存る處也よしなき淨土 |
J19_0471A15: | 宗御用ひ候事笑止に思ふ處なり 上樣法花宗に御 |
J19_0471A16: | 成候へは天下安全御子孫御繁昌なるへし何とぞ申 |
J19_0471A17: | 上宗論致し候へと返答致す是より淨土宗集り可 |
J19_0471B18: | 及法問とて駿府へ相詰候間日經も同宗の僧五 |
J19_0471B19: | 人令同道駿河へ下る是は假初なから大切の法論 |
J19_0471B20: | 也何とぞ扱に致し内證にて可相濟とて其比學匠 |
J19_0471B21: | の聞へ有し足利の寒松中へ入扱候得とも日經勝 |
J19_0471B22: | に乘不聞して法花宗と淨土宗可有法論由申寒 |
J19_0471B23: | 松扱申儀無用と申猶以宗論の望有京都の法花宗に |
J19_0471B24: | 内内不可然由被申けれとも常樂院不用也 |
J19_0471B25: | 十月十五日 |
J19_0471B26: | 於江戸御城淨土法華宗論有之 |
J19_0471B27: | 淨土宗所化衆の中廓山と云僧を被出相計彼廓山問 |
J19_0471B28: | 云五乘齊入の大形は三佛同證の所説如何是三經 |
J19_0471B29: | 無得道之意趣カ法花宗第一の常樂院屈するか又不 |
J19_0471B30: | 相應の相手と存る歟爲儀兵由存る歟稱發病之由今 |
J19_0471B31: | 平臥更無返答廓山進て曰前問往來及返答重て下 |
J19_0471B32: | 一問汝か義門擧て四十餘年未顯眞實之一句に惑 |
J19_0471B33: | 執て尋常賾吐突言家之爲秘賾依之令會如來之正 |
J19_0471B34: | 法破私曲之邪義夫未顯眞實の一文は法華使者 |