浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
J19_0396A01: | 一法句なり是圓融無碍の玄頥なるか故なり『注』に |
J19_0396A02: | は十章を揭て極致を察し難易を題して龍樹を引證す |
J19_0396A03: | 故に數百歳の後記主公若干の科を繫て玄宗を釣冏禪 |
J19_0396A04: | 師數册の見聞を著して眞妙を添實に此部に至れるも |
J19_0396A05: | のは神悟靈通難息解證の者なるへし |
J19_0396A06: | △無部 |
J19_0396A07: | 無部とは既に八部の昇階を越進むへき部なきの謂な |
J19_0396A08: | り是則所作已に辨するの達士咸く此部に預る前前の |
J19_0396A09: | 學階を涉り年二の法席をかさぬるか故に論釋の義極 |
J19_0396A10: | めすといふ事なく宗薀の要通せすといふ事なし博閲 |
J19_0396A11: | 深微の猛威を現行し能化の職位に轉ずるも此部の龍 |
J19_0396A12: | 象なり宗海の深淵蓮山の高衆究竟せりといふへきも |
J19_0396A13: | のか |
J19_0396A14: | △三講 |
J19_0396A15: | 往年其學名あるの者は年中數度席の上下をわかたず |
J19_0396A16: | して其所解の書内外となく講述あり唯自山の徒のみ |
J19_0396A17: | 聽會するにあらす他宗の能化所化又筵につらなり問 |
J19_0396B18: | 議訊策あり故に縁山の學廣く内外自他にわたりて輪 |
J19_0396B19: | 轉渺漫たり元祿以後も尚其範ありしかとややもすれ |
J19_0396B20: | は問答諍論にうつりしかは是を禁し三講をたてて不 |
J19_0396B21: | 定を禁む是又月に定りなく日に撰なくして冬夏わか |
J19_0396B22: | ちなし寶曆以後より其規を定む |
J19_0396B23: | △席役講 |
J19_0396B24: | 扇間席に入て後其平生研究通識の書自他宗にかかは |
J19_0396B25: | らす是を講演せしむ先五ケ月前に講すへき書名を出 |
J19_0396B26: | す時谷頭是を取次左右に伺申し其後練熟日をかさね |
J19_0396B27: | 又表伺ありて開講の日其書の玄談をのぶる時一文字 |
J19_0396B28: | 悉く出席聽受す谷詰班列是を衞護し嚴重たる事實に |
J19_0396B29: | 他宗他門に未だ見ず此講前綸旨頂戴を改め又講師の |
J19_0396B30: | 威儀等を改め敎ゆ凡席務の難此講を第一とす入講十 |
J19_0396B31: | 席後終講の日限を定め左右に伺ひ廿日を經れは多分 |
J19_0396B32: | 講竟の許可あり此外規格多しといへともこれを略す |
J19_0396B33: | △内講 |
J19_0396B34: | 一文字大衆頭以下にて順次に講演す多分四季に隨意 |