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J2820 三縁山志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0381A01: 僧十餘員をそへ東武にめしつれ是を當山に置て法要
J19_0381A02: の精式とし常に韻律の稽古を勵さしめ前來の十三院
J19_0381A03: を月行事と定めそれにも傳へ敎しめ傳流正不明了の
J19_0381A04: ため寒中平日互に功業を策勵ありしなり惠隆又自ら
J19_0381A05: 韻律を記し彌陀懺法をも自書し各院に傳へしむ是よ
J19_0381A06: り當山聲明にあるものともしからずして法要の精式
J19_0381A07: とせり
J19_0381A08: 『事跡合考』云故人云國師の後まても公儀御法事の
J19_0381A09: 已下略
J19_0381A10: ○恭敬院 大門右橫町八軒寺町入口
J19_0381A11: 當院はもとより開山堂の別當預りとして檀家もあら
J19_0381A12: ず唯開山中興上人より代代の貫主を恭敬すへきの職
J19_0381A13: たるを以黑衣の平僧住し行者の支配たり故に學寮子
J19_0381A14: 院の列にいらずもと三門の内南の方也今の地に移り
J19_0381A15: しは寶曆の末なりとそ。本尊鍬形觀音大士鎭座部出石像
J19_0381A16: 閻魔法王安置
J19_0381A17:
J19_0381B18: 三縁山志卷七
J19_0381B19: 會下三島中谷攝門編
J19_0381B20: 第九學寮席規
J19_0381B21: ○會下
J19_0381B22: 會下とは何の義そ禪林淨家此言を立會とは輻輳の名
J19_0381B23: 下とは上貫主に對するの稱也往世大覺世尊靈鷲峰に
J19_0381B24: 須摩極樂の梵名の嘉會を開き祇樹王舍に演説のむしろ四
J19_0381B25: 方雲集の眷屬無數の比丘聲聞菩薩天龍八部悉く輻輳
J19_0381B26: 聽受し信樂奉行せり去は輻の名は緇素に通すといへ
J19_0381B27: とも今の會は法筵の嘉會にして永く世俗と別なるへ
J19_0381B28: し唯世稱に別つのみにあらす窮寺塞院と別つへし所
J19_0381B29: 以何となれは孤獨塞立に異にして會の義大なり轉法
J19_0381B30: 輪の嚴儀戒壇の玄風他の及ふ所に非す既に山主は數
J19_0381B31: 山の叢林に徒を育領し無遮の法雲宗樹におほひ德み
J19_0381B32: ち望たりて後四度官命をうけ給はり然してのち傳
J19_0381B33: 燈の祖位に昇進あり玆に於て三千の大衆座下に集り
J19_0381B34: 首を傾て法音の獅子吼をきく六派の龍象山風を仰て

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