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J2820 三縁山志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0367A01: 貞保念蓮社專譽延寶六ノ正月七日 春也相蓮社傳譽天和三ノ七月廿九日 春佐廣蓮社廓譽元祿二ノ八月朔日 慶山建蓮社超譽享保元ノ十月十三日 義山鑑蓮社靈譽享保十四ノ五月廿六日源壽院ヨリ轉 得山音蓮社響譽享保十四ノ十二月廿七日 勸靈見蓮社尊譽月界院へ轉 柳玄得蓮社搜譽延享五ノ四月十七日 南海仲蓮社好譽寶曆七ノ十月十四日 貞應證蓮社忍譽明和七ノ六月十四日 馨譽月界院へ移 滿達顯蓮社名譽天明元ノ九月十二日 勸徴善蓮社章譽寬政二ノ七月廿六日 密聞月界院へ移 秀善月界院へ移 巖喬馨蓮社遷譽
J19_0367A02: ○德水院 南谷入口 德水院實景(略す)
J19_0367A03: 春日遊德水院
J19_0367A04: 漾漾池上德風暖 滿滿庭前水景寒
J19_0367B05: 獨立花邊淸色動 更臨橋下綠波瀾
J19_0367B06: 坐來富士天半雪 夢裹海門空盡巒
J19_0367B07: 皆是昇平無事故 漫書數字吐心丹
J19_0367B08: 上野源信充題並書
J19_0367B09: 當院もと本多家ばかりの宿院なり當院の池水湛湛た
J19_0367B10: る事は台德院殿御たらしより流へつたふ故に德水院
J19_0367B11: と名つく或云當院の傳に會津侯に一妾あり故ありてはてられしが其魂たたりをなして舘の内に種種の怪異ありしかばその
J19_0367B12: 後御當山顯譽祐天大僧正の時にいたり幽魂得脱の事を彼方よりたのませ給ひしかば僧正回向あられけるに其しるしありて後は何事もな
J19_0367B13: かりけるにそ大守よろこびたまひ何かなのぞませ給はん事をかなへまいらすべきとありしかば僧正言給はく其家は台德院殿御血脈比類
J19_0367B14: なし然らは台德院殿の御流水のととまれる院極貧なりかの宿坊となりて三寶住持を供養あらせられはこよなき貴家の長久祈禱ならんか
J19_0367B15: とありけるにそ會津侯もよろこひもて其ことくになして約せられし本還院眞即妙安信女の佛果のため位牌をたてられけり今も猶別に施
J19_0367B16: 餓鬼料なとも給はり位牌を安置せらるこれは當院第四五兩代のうちなりといへり池水常にたたへ流れ
J19_0367B17: て淸澄たくひなし築立る岡石幽色をそへ松ふり樹枝
J19_0367B18: みとりに交りて淸幽の佳境たり猶はるかに靈廟をか
J19_0367B19: こめる山林をのそみて興深し
J19_0367B20: 『新著聞集奇怪篇』云元祿年中增上寺山内德水院へ或時
J19_0367B21: 亡者を連來り沐浴剃髮迄もたのみしに同宿の僧髮を

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