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J2820 三縁山志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0368A01: 剃何とかあやまりて頭一寸斗切離して甚赤面し此事
J19_0368A02: 施主に見咎められんも口惜きと思ひみづから口の内
J19_0368A03: へ入隱さんとしける其味ひ得もいへずして終に喰ひ
J19_0368A04: けり夫よりかの風味暫くも忘れかたくて夜に入餘り
J19_0368A05: に堪かねうらなる墓にしのび出て土を堀返し葬りし
J19_0368A06: 尸の肉を切取噉し事夜夜に及けれは住持墓所の荒し
J19_0368A07: 事を訝り一夜深更までうかがひ見しに兼て案せし狼
J19_0368A08: 犬の所爲にはあらで同宿の僧なれば興さめ肝ひへて
J19_0368A09: ひそかにかの僧を招きしかしかの事尋ねられしに僧
J19_0368A10: 泪を流しければ我いかなる宿殃にやいか計心を扣し
J19_0368A11: かど餘りに堪かね斯は致せしと懺悔し此上は人中の
J19_0368A12: 交りも止めなんとてわりなく暇を乞ひ出去りしと也
J19_0368A13: 『同集俗談篇』云德水院に久しく飼れし赤猫あり或時梁
J19_0368A14: の上にて鼠を追廻しけるに何としたるにや取外し梁
J19_0368A15: の下へ落南無三寶と大聲して云しかは人人聞付扨は
J19_0368A16: 猫またにやそそうなるばけやうやと云けれは夫より
J19_0368A17: 何くへ迯さりしかふつと見へざりし元祿年中の事也
J19_0368B18: 宿坊
J19_0368B19: 松平肥後守 保科彈正忠 本多中務太輔
J19_0368B20: 九鬼和泉守 山口周防守
J19_0368B21: 世系
J19_0368B22: 仙學妙蓮社覺譽承應二ノ六月十四日 仙慶稱蓮社一譽寶永三ノ十一月十九日 學全承蓮社傳譽寶永三ノ七月三日 臥宣靜蓮社雲譽正德三ノ正月十八日 知仙即蓮社得譽正德五ノ六月朔日 念成滿蓮社十譽享保八ノ二月廿七日 知眞本蓮社還譽寬保三ノ三月十五日 浩全余蓮社廓譽安永五ノ八月十四日石州安立寺ヘ移後隱州善立寺ヘ移 念同常行院ヘ移 鸞雄常行院ヘ移 信察常行院ヘ移 順察同院ヘ移 學道貫蓮社練譽
J19_0368B23: ○安養院 大門入左南谷入口角

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