浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
J19_0317A01: | に東叡と同く御當山へ仰付られ御尊牌御安置あり文 |
J19_0317A02: | 昭院殿有章院殿は往世東照宮の御遺志に依て御葬送 |
J19_0317A03: | あり其後有德院殿の御代はじめて新制仰出され舊範 |
J19_0317A04: | 頗る御校規と相見しかと猶舊制にもとり給はす爰に |
J19_0317A05: | 御當山七ケ所の靈界もと方丈の一手に御供養あるへ |
J19_0317A06: | きの所御崇敬御供養もし猥縁の因もいかかとそのか |
J19_0317A07: | み台德院殿の御時より別當の一職を定め儀規淸制こ |
J19_0317A08: | れに興りし後七ケ所を八院にて守護し奉るへきに定 |
J19_0317A09: | まり御幼君の御方方又は尾紀へ御入輿ありしは別に |
J19_0317A10: | 三社をひらきて列格准守の名あり八ケ院は各何れも |
J19_0317A11: | 封戸の配證はわかちありといへとも座列の高下は |
J19_0317A12: | なし |
J19_0317A13: | ○寶松院 |
J19_0317A14: | 台德院殿御入棺の時良阿道山の二僧を以御香燈を司 |
J19_0317A15: | 奉せしめらる後別に兩院をいとなむに及ひ當院を寶 |
J19_0317A16: | 樹庵と稱す後又今に改む |
J19_0317A17: | △台德院殿御花畑飯倉にあり後に當院と惠眼院に |
J19_0317B18: | て拜領す屬地の部に出す |
J19_0317B19: | △飯倉天滿宮前に出當院供養所也 |
J19_0317B20: | △忍海上人當院九世なり名畵の芳聲高し後學匠傳の處に委 |
J19_0317B21: | く出す |
J19_0317B22: | 師の傳は『泉谷瓧礫集』に委詳なれはここに略す |
J19_0317B23: | 師畫にたくみのみならす歌も又好みよまれける |
J19_0317B24: | 寶曆九卯年八月幽齋百五十回に追善歌筵白銀淸 |
J19_0317B25: | 源院法尼の宅にてありし時 |
J19_0317B26: | 寄月懷舊 |
J19_0317B27: | なかめつつ其世の秋そしのはるる |
J19_0317B28: | むかしなからの月のひかりを |
J19_0317B29: | 又此頃當山中にて歌よめりし人も會に連りて |
J19_0317B30: | 秋はなをてりまさるにも古の |
J19_0317B31: | 妙成月のかけをしそ思ふ 俊道 |
J19_0317B32: | ことのはの世に殘らすは影高き |
J19_0317B33: | 月の昔をかそへさらまし 隨良 |
J19_0317B34: | をしなへて月やをそしと思ひ出ん |